先日予告していた飾り巻き(Iron Cross)を巻き始めました。
上の写真は、作業の一番最初に基準となるクロスラップを張ったところです。お気づきかも知れませんが、結局今回はシングルで巻くことにしました。
飾り巻きの際に最初に考えなければならないのは、この基準のクロスラップをどういうピッチで置くかです。今回はちょっとブランクが細い(外径10~11ミリ)ので、本当はこういう編み込み系の飾り巻きはやりにくいです。ならばとピッチを短くすると、模様が小さくなり過ぎますし、使えるスレッドの数も減ってきます。ここは痛し痒しなのですが、結局、少し模様が大きくなる(=外周方向に広がる)ことを覚悟の上で、ピッチを5ミリとしました。上の写真の真ん中、赤い菱形がブランクの長手方向に3つ並んでいますが、その横方向の対角線の長さが、ここで言う5ミリのピッチです。
実際に巻いてみるとやはり径の割に模様が大きく、最終的な仕上がりが若干不安でありますが、今の私の技術ではこれ以上小さく巻ききる自信はありませんので、このまま最後まで巻いてみようと思っています。(因みに、今回はAスレッドを使っています。)
さて、ここからスレッドを増やして行くのですが、1サイクルが3つの工程に分かれています。巻きながら写真を撮ってみましたので、ご覧下さい。
【1】赤:内側のBox/In
【2】黒:外側のBox/In
【3】赤:外側のBox/Out
巻きながら少しずつ模様や菱形の形が歪んできますので、この1サイクルが終わるごとに、木製の定規と爪を使って、そのズレを直していきます。まだどんな模様が出てくるのか皆目見当がつきませんが、ここからは根気強く、巻いては直し、直しては巻く、という作業を続けるのみです。
因みに、トラッキングを付けるメモ用紙も用意しましたが、結局シングルで巻くことにしましたので、使うのは上段だけですね。
随分と久しぶりに飾り巻きをやり出したのですが、Aスレッドを使っているためなのか、はたまた歳のせいでしょうか、何だかやたらと目が疲れて、午後からここまでやって少し一服。この分だと完成までに相当時間が掛かりそうです
まぁ、疲れない程度に、ぼちぼちやります
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