函館に戻ってきてもうすぐ一年だけど、万一のために、江差宛に送られる郵便の転送期間を一年延長にすることにした。
何もないとは思うんだけどね。
でもって、今日の話題。
写真の転居届のように、住所を書く欄が、「都・道・府・県」を丸で囲む方式になっている書類が結構あるけれど、北海道民は、ここで「道」を丸で囲むことに、違和感を覚える人が多いと聞いたことがある。
かく言う私もその一人なのだが、理由はと言うと、例えば県の場合、正式には「青森県」「岩手県」「秋田県」だったりするものが、この構図が「青森+県」「岩手+県」であったりするために、日常の会話では「青森」「岩手」「秋田」など、「県」を省略して使うことが多いのに対し、北海道の場合は、「道」を省略して「北海」なんて言う人はまずいない。
つまり、北海道にとっては「北海道」というのが定着した呼称であり、他の都府県のように「北海+道」ということを意識している人は少数派で、実際の所、写真のような書類でも、「北海」と書かずに「北海道」と書いて、都道府県の部分は丸を付けないという人も多いのが現実。
私は、違和感を覚えつつも意識的に写真のようにしているけれど、無意識に「北海道」と書いてしまう人が相当数いるものだということを、ちょっとこの場を借りてアピールしたい。
まあそうだよね。日常会話で、例えば「東京(都)へ行って来る」とか「大阪(府)へ行って来る」なんてのはごく当たり前に通用するけれど、「北海へ行って来る」なんて言ったら、道外の人には「?」だろうし、道民であれば、高校野球の名門である「北海高校」を連想しちゃう人が多いかもしれない。
47都道府県の中で、そのような風潮があるのは北海道だけ(のはず)なので、そういう意味では、住んでいながらにして、面白いものだなと思ってしまいます。