丸の内口散策を終えて(本当はもう一箇所行きたかったのだけど、運悪く入れなかった)、今度は八重洲口へ。
東京駅に来るとほぼ毎回利用しているので、私にとってはすっかり馴染みの場所。
ところで、この「八重洲」って一体どんな意味があるのでしょう?
と言うことで、駅から少し離れた所へ。
八重洲中央口前から伸びる「八重洲通」を進むと、このような物が。
日本史の授業でご記憶の方も多いと思われる、オランダ人貿易商ヤン・ヨーステン。
「リーフデ号」という船に乗り込み、イギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)と共に1600年に豊後地方に漂着した人物。
来日後、徳川家康に信任され日本人と結婚した彼は、現在の八重洲付近に邸を設けたとされています。
そう、この「八重洲」の地名は、「ヤン=ヨーステン」が訛った日本名「耶楊子」(やようす)が転じて、「八代洲(やよす)」→「八重洲(やえす)」になったとされているのです。
「リーフデ号」と一緒に、この地に碑が設置されています。
この碑は、1980年に日蘭修好380周年記念として建てられ、日本とオランダの架け橋となった彼の功績を称えています。
そう言えば思い出したんだけど、高校の同級生で、ヤン・ヨーステンと、歌手のヤン・スギョンさんとを言い間違えた奴がいたなあ・・・。
それも日本史の授業中に。
この碑の側には、このような鐘が設置されています。
東京都中央区は、1988年3月15日 世界の恒久平和と人類の永遠の繁栄を祈念し、「平和都市宣言」を掲げました。
三角形のアーチは、この宣言を記念するモニュメントとして設置されたもので、この「平和の鐘」は、オランダ製で、26個のベルにより、毎時0分に美しい調べを奏でています。
毎時0分か・・・、知らなかったので通り過ぎてしまいました。
次回行く時は、しっかりとそのメロディーを聞いてきます。