北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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啄木歌碑巡り~最終~

2018-10-10 19:29:01 | 釧路&釧根地方
グループ4 啄木歌碑建立の発祥


一つしかないので、グループとするのもどうかとは思いますが、啄木歌碑巡りの最終章です。





場所は、以前詳しく紹介した「米町公園」なのだけど、紹介した記事の中で、

「この公園内には、啄木の歌碑もあるのだけど、近々、啄木に特化した町歩きをする予定なので、この公園内にある歌碑についても、そのときまで取っておこうと思います。」

と書いていました。
ちょっと時間が空き過ぎちゃった感もあるけど、ここでその歌碑をご紹介。





「しらしらと 氷かがやき 千鳥なく 釧路の海の 冬の月かな」

これもまた、釧路の冬の情景を詠んだ歌ですが、最初にこの歌を詠んだときは、最後の二節が、

「釧路の海も 思出にあり」

となっていたそうです。
それが、有名な歌集「一握の砂」に収録された際に、↑のように変わっていたという、なかなか興味深いエピソードがある一首です。








啄木生誕50周年を記念して建立された歌碑。
76日と決して長くはない滞在期間ながらも、数々のエピソードと足跡を残した釧路。その釧路に、この歌碑を皮切りに25もの歌碑が建立されたと知ると、啄木は何を思うでしょうかね。








米町公園からの眺望。
前回行った時は曇りだったので、青空でよかったと思います。


ということで、5回に分けて紹介してきた釧路市内の啄木歌碑巡りはここまで。
これまで紹介してきた歌碑は、観光協会監修のマップとして整理されています。
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