北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

八軒のルーツ

2022-05-24 20:22:16 | 札幌

 

昨日の「二十四軒」に続いて、今日は「八軒」について。

明治4年(1871年)、現在の南4条通以南に、開拓使が近在の入植者を集めて作った「辛未一ノ(しんびいちの)村」がその年のうちに移転、分散し、全部で五十戸のうち八戸が移住したという、二十四軒と同様のことに由来するとされていることを以前書きました(こちら)が、では、その八戸が移住したのは具体的にどの辺りか。

昨日に続き、「札幌郡西部図」のリンクを貼ります。昨日の二十四軒と違って、こちらは、はっきりと「八戸」という表記があるので、拡大してみてください。

 

 

その「八戸」が移住してきたのは、JR琴似駅に近い、この辺りとされています。

 

 

 

近くに高層マンションもあり、ゆったりと歩ける広い歩道が整備されている道路。

ここは「チツフトラシ」と呼ばれていた川の跡で、この川の左岸(写真の左側)に沿って、八戸が軒を連ねていたそうです。

川の跡が道路に・・・、何だか「ブラタモリ」っぽくなってきましたね。タモリさんだったらやっぱり一発で分かっちゃうのかな?

 

 

その道路からちょっと分かれて、琴似と北区麻生を結ぶ「琴似本通」方面へ。

 

 

 

 

現在の「八軒まちづくりセンター」があるその場所には、旧琴似村の役場跡があります。

解説板には書かれていませんが、「八軒」発祥の地とされるこのエリアに、当時の行政の中枢があったというのは、偶然なのか、それとも意識的なことなのかということも興味深い気がします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする