![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/6e/92f893e73073de2da835b8d7da1ddf33.jpg)
ずいぶん前にDVD-BOXは買ってあったんですが
買っちゃうと安心してしまう悪いくせで
すっかり放置プレイをしていたMIAMI-VICEを
いまさらながら見ております。
日本では番組自体は成功に終わったとはいえないようですが
その影響は日本の刑事ドラマ、やファッションに大きな影響を与えました。
番組評としては"実験的なエピソードが多くシリーズとしてみるとバランスを欠く"
というものがありましたが、何を言ってるのかわからなかったんですが
見直してみてはじめて気がついたことがあります。
第一話はPILOTという題名ですが
前半と後半で演出が明らかに違います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/70/9f9654b35c1721b4ec72a951384fb745.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/ee/78568aa0e8bed724caccfc2e4cbfa57a.jpg)
前半主人公のソニーは、白のカマロを使います。
カーチェイスシーンはこんな感じで走ってる車を
追っかけて撮影してます。“MTV Cops”といった側面も取り入れたいといったプロデューサーの意向もあった
とWikipediaにもありますが、この前半は音楽の使い方やファッションすべて後半と比べると
凡庸で、70年代の刑事ドラマの延長の域を出ていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/e6/5ebf021e287454305631ef1f48513996.jpg)
ところが、情報漏洩の穴が見つかるあたりから
このデイトナスパイダーが登場し、ファッションも同じような
ラフなスタイルでありながら、パリっときてしています。
デイトナスパイダーは、登場時はプレキシではなくて
すぐにプレキシになるのですが、ライトが四角いので
レプリカとすぐに分かります。
あとリアランプの点き具合から、オートマと分かるシーンもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/19/9234acc6a338405d25ae7e82cfe8c5a5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/5b/37900416ee21a3c92338d74e5c27a606.jpg)
画像はyoutubeに上がってるやつから
スクリーンショットにて
特にナイトシーンの変化は顕著で
車にカメラを据付、街の明かりが車体を流れる様子で
疾走感を表しています。音楽の使い方も
全然違い後半はほんとにプロモーションヴィデオのようです。
しかしかっこいいよなあ。
ちなみに石田純一氏が靴下をはかないのは
どう考えてもこの番組の影響です(笑)
このPILOTではソニーは有名なハンドガンはブレンテンを使わないし
ホルスターもスタスキー&ハッチから借りてきたような
BIANCHのX-15で(銃を水平に入れる今ではおなじみのスタイルではない)
テッドブロッカーズのマイアミクラッシクだか、ガルコのライスラインじゃないです
サングラスなんか当時としても時代遅れみたいな
アンバーのノーブランド(当時日本のお父さんがかけてたみたいな奴)
まったくいけていませんが、第2話以降、このあたりの美術は
われわれが知っているものに変更になります。
前半撮り終えた時点で監督と美術さん変わったんじゃないですかね?
この演出が最大に発揮されるのは第2シーズンの第一話Prodigal Sonで、
MIAMI-VICEなのにNYへ出張して大活躍をする話で
もう無茶無茶かっこいいんです。
ソレとクエンティン タランティーノ監督が敬愛してやまず
彼女を主役に映画を採ってしまったほどの
パム グリアー女史も出ていて、30台半ばで
非情にセクシーな演技を見せてくれます。
しかしながら、申し訳ないことにコレ、日本語版脚本が最悪で魅力を半減しています。
CONCEAL weapon carry を、「秘密兵器の携帯」なんて訳したりして
「なっち」でもないのに酷すぎです(笑)(正解は武器の携帯許可)
日本語吹き替えは放映がオリジナルより短いので
欠落があります。カット部分も補完してくれれば良かったのにねぇ
まあね 最終話まで同じ役者で吹き替えを作ってくれただけでも感謝すべきですかね
デモさま
是非ともお越しください。ご家族で菅平でスキーしたら、松代側に下りてきていただいて
無料券を山のように貰っている、風呂入って、ディナーと行きましょう。