FORTY THREE-SEVEN

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オリジナルと蒸留酒とワタシ

2022-11-25 06:00:00 | 今日の一枚
このあいだの話のビニール傘の工場をリノベーションした
おみせ
游歴書房で漫画を購入
サイボーグ009の1巻と2巻

なんで今さらこんなものを買ったかと言いますと
これサンデーコミックスの初期のカバーバージョンだから

後のものSUNDAY COMICSと鳥(多分鳳凰)を囲む丸資格に変更されます
それぞれ27版、29版ですけど
この表記、版と刷り、一緒くたにしていないか?
サンデーコミックスは漫画の新書版単行本の嚆矢ですから
売れ行きが見込めないので
印刷ごとに判を起こしていたのかも
連載は1964年30号 から1965年39号
この奥付を見ると昭和41年これは1966年(このあいだの話のS800も1966年製)
連載後2年かかってコミックスが出たことになります
で、4年で27版 5年で29版
一回の刷数がどれほどのものかわかりませんが
売れたんでしょうねぇ
調べたらこのサイボーグ009
サンデーコミックスの第一号だったらしいです
その上、今でも現役で入手可だそうです
いまwikipediaみると
長編『誕生編』。『週刊少年キング』(少年画報社)に連載。009たちの誕生から始まりブラックゴーストからの脱走までを描いた『プロローグ』-『第8部』(狭義での『誕生編』)、ブラックゴーストから差し向けられた暗殺者たちと戦う『第9部』-『第11部』(『暗殺者編』)、ブラックゴーストの力を背景にした新ナチスやベトコンとの戦いを描いた『第12部』-『第17部』(『放浪(さすらい)編』)、ミュートス・サイボーグとの戦いを描いた『第18部』-『第23部』(『ミュートス・サイボーグ編』)
 キングの連載で一応完結とあります
ミュートスサイボーグ編は23部ですか
そんなカウントの仕方初めて知りましたわ
で、連載は少年キングだったはずなのですが
なぜかコミックスは秋田書店のサンデーコミックスから
当時はそうだったのよ
各社漫画のレーベルを持っていなくて
サンデーコミックスから出るのが普通
小学館が文庫版を出した辺りから
各社がレーベルを作り始めたような印象ですな
人気の高かったサブマリン707もサンデーコミックスから出たんですが
月刊紙の別冊収録の際に改変されてしまっていて
完全版収録とならず
それは30年ほど後のこととなります
面白いのは同じ石ノ森章太郎作品で連載もほぼ同時期だった
人造人間キカイダーとイナズマン
キカイダーは秋田書店の秋田サンデーコミックス
イナズマンは小学館の少年サンデーコミックス
から出版されました。それだけならいいんですが
キカイダーは6巻全部普通に書店に並んでましたけど
イナズマンは最終巻の超人戦記が書店にほとんど並ばなかった
ワタシんちのあたりだけですかね
高岡でも3巻だけ少なかったような
いや高岡書店で初めて3巻買ったんだっけっか
イナズマンというのは主人公が超能力に目覚めるときに
あなたはさなぎだから蝶になりなさい
というアドバイスを言葉通りに取ってしまったため変態して
しまっているのでこの世界での超能力者が超能力を発揮するのに
変身する必要はないんです。
イナズマンのデザインが巻を追うごとに詳細になっていきます
最初は頭部が蝶みたいな形で後は体にイナズマ線が入っているくらいでしたが
だんだんパンツはいてブーツと手袋が付加されるようになります
まあ主人公が超能力を発揮するための形態なので
そういう形に変態しているだけで
仮面ライダーのグラブが白だの赤だのというのとはまた違うようです
目がね、最初は平行四辺形なんだけど、そのうち角が取れて
最後はTV版と同じ横長の丸い目になります
マンガ評論でもここら辺に突っ込む人っていないよな
いや面白いシリーズなんですが
最初はそんな感じで最終巻が読めなかった
こっちを優先するためにキカイダーを終わらせたのに
あっちは単行本がちゃんと出て
こっちは入手難
という皮肉な結果ですな

おまけ
ベルばらも買った(笑) 欠けを補充して読みなおしてみるか

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