>福島県教委は「教えるべき学校がない皮肉な状況。教師をリストラするわけにもいかず、
>予算上、『加配』という形をとらざるをえない」と別の問題も生じている。
(産経新聞5月12日21時3分配信)
そりゃないよぉ。あんまりなので書いておきます。
福島県では、原発事故の影響で児童生徒が数千人の規模で県外避難をしています。
ですから、電卓を叩けば教師の総数が「余ってしまっている」状況が全体としてはおきているのかもしれません。
でも、対応の失敗もあると思うのです。
福島県では、震災に伴って、人事を凍結しました。転任の凍結ですね。
ですから、転勤の内示を受けていた人たちも、教諭は現任校に4月以降も勤務しています。
しかし一方、新採用は4月に配属されます。
新採用とは、教諭として正式採用された人ばかりではありません。臨時の講師も全て、4月1日から新任校に配属されています。
その結果、転勤するはずだった教諭の補充に新採用や講師がたまたま配属されたところは教員数が余剰となり、講師が転出して、教諭がくるはずだったところは教員数が不足することになったのです。
分かりやすい話ですね。
それでも、1年間凍結ならば、不足する学校に通年で講師を配置することでしのげます。
ところが、数ヶ月だけ、ということになると、そのままアンバランスは放置されて、被災の中で7月までは人員不足のまま仕事を強いられることになりかねません。
余っている分、不足している場所も多いはず。
現に私の部署は授業スタッフが1人不足のまま、避難場所での授業が始まりました。
1人が3ヶ月不在っていうのは、ボディブローのように効いてきます。
いちおうナンチャッテ被災者なんだけどね(最近の口癖かっ<笑>)。
それで新聞には教師が余っているかのごときコメントを出すとは。
「怨嗟の声」の一つも書いてみたくなりました。
やれやれ。
>予算上、『加配』という形をとらざるをえない」と別の問題も生じている。
(産経新聞5月12日21時3分配信)
そりゃないよぉ。あんまりなので書いておきます。
福島県では、原発事故の影響で児童生徒が数千人の規模で県外避難をしています。
ですから、電卓を叩けば教師の総数が「余ってしまっている」状況が全体としてはおきているのかもしれません。
でも、対応の失敗もあると思うのです。
福島県では、震災に伴って、人事を凍結しました。転任の凍結ですね。
ですから、転勤の内示を受けていた人たちも、教諭は現任校に4月以降も勤務しています。
しかし一方、新採用は4月に配属されます。
新採用とは、教諭として正式採用された人ばかりではありません。臨時の講師も全て、4月1日から新任校に配属されています。
その結果、転勤するはずだった教諭の補充に新採用や講師がたまたま配属されたところは教員数が余剰となり、講師が転出して、教諭がくるはずだったところは教員数が不足することになったのです。
分かりやすい話ですね。
それでも、1年間凍結ならば、不足する学校に通年で講師を配置することでしのげます。
ところが、数ヶ月だけ、ということになると、そのままアンバランスは放置されて、被災の中で7月までは人員不足のまま仕事を強いられることになりかねません。
余っている分、不足している場所も多いはず。
現に私の部署は授業スタッフが1人不足のまま、避難場所での授業が始まりました。
1人が3ヶ月不在っていうのは、ボディブローのように効いてきます。
いちおうナンチャッテ被災者なんだけどね(最近の口癖かっ<笑>)。
それで新聞には教師が余っているかのごときコメントを出すとは。
「怨嗟の声」の一つも書いてみたくなりました。
やれやれ。