選挙目当てで選挙権のある高齢給付にやさしいく、八方美人的な予算編成で経済弱者若者対策への切込み不足の予算ですが、新たなオリンピック強化費充実は朗報です。筆者は特に怪物スプリンター桐生祥秀選手が東京五輪で日本人初の陸上100m10秒を切りメダル獲得できるのか注目していますが、政府目標東京五輪金メダル世界3位は大きく出ました。大きな目標は若者に夢を与えるには良いことかもしれませんし、今後はエリートアカデミーの充実でジュニア世代発掘にも力が入るところです。アベノミクス2本目、3本目の矢が予算編成のようにインパクト不足では日銀金融政策に比重が移り、一部バブル化が懸念されるかもしれません。
以下コピー 東京五輪での目標「金メダル数世界3位」へ向けた選手強化費充実などのため、文部科学省はスポーツ関係予算として過去最大の290億円(前年度比34億円増)を計上した。中でも競技力向上事業は前年度比約1・5倍増の74億円。競技ごとに目標を定め、その結果を公表し、翌年度予算に反映させる。
東京五輪での活躍が期待されるターゲットエイジの発掘・育成・強化は、日本オリンピック委員会(JOC)のエリートアカデミーでも行われている。全国の小・中学生の中から将来有望なタレントを発掘して召集し、一貫したシステムのもとで中学1年生から高校3年生までのジュニア世代を育成。現在はレスリング10人、卓球19人、フェンシング16人、飛込み3人、ライフル射撃4人の計5競技52人が寮生活をしながら、五輪での金メダル獲得を目指している。