ヤクルトファンの皆さん優勝おめでとうございます。優勝の秘訣は「自主性」たしかにヤクルト選手の勝ちたい気持ちは伝わってきました。そして広島ファンの皆さん残念でした。広島はチャンスで打てなすぎでした。「自主性」がなかったかもしれません。笑 10/4CS進出のわずかな望みにかけましょう。2年連続最下位のヤクルト優勝を予想した評論家はOB古田敦也氏と江川卓氏などごくわずか、ほとんどは常勝巨人の優勝を予想していました。終わってみればエキサイティングな優勝でした。筆者も時間があればヤクルトファンではありませんが「東急百貨店」の優勝セールには参加したいと思います。
以下コピー 2年連続で最下位に沈んだヤクルトが、わずか1年で頂点に立った。ここまで導いた真中監督は、就任会見で「覚悟して勝負する。優勝を目指す」と宣言。12球団最年少の44歳の指揮官が最初に手を着けたのは意識改革だった。
春季キャンプで掲げたテーマは「自主性」。各選手に自ら考え、動くことを求めた。「選手は与えられたことをやる方が楽。でも、いいチームは個々が考えて野球をやっている」という信念があった。
今季は4番の畠山が右方向を狙って進塁打を打ったり、守備でも外野手同士が相手打者によってジェスチャーで守備位置を確認し合ったり。ベンチから指示が出る前に行動する場面が増えていた。
試合中の真中監督は、ベンチの中で腕組みしたまま戦況を見詰め、喜怒哀楽の感情をほとんど表に出さない。自らが説いた自主性を発揮してくれると信じているからこそだろう。
その姿は、真中監督が現役時代に薫陶を受けた野村克也氏と重なる。「(野村監督は)試合中は常にどっしり構えていて、劣勢でも動じる気配がなかった」。こんな印象があるからだ。
現役時代は4度の日本一を経験。引退後は2軍監督として采配面でも経験を重ねた。そして1軍コーチを経ての監督就任。指導者としてのステップを一段ずつ上がりながら、自在に動くようになった選手の力を結集させた。