赤肉やソーセージやハムなどを1日50グラム以上食べた場合には、直腸や結腸癌が発生する可能性が18%も増加するとのWTOの衝撃な発表です。お歳暮期間を前に高級ハムなどは大打撃です。ただ日本人はもともと加工肉の摂取が少なく対策を本格的にとる必要はなさそうです。しかし、摂取量とは別に赤いソーセージや亜硝酸Naが添加されている商品は要注意です。
以下コピー 国立がん研究センターは29日、赤肉や加工肉には大腸がんなどの発がん性があると国際がん研究機関(IARC)が発表したことについて、「日本人の平均的な摂取の範囲であれば影響はないか、あっても小さい」との見解を公表した。
赤肉は牛や豚、羊などの肉を指し、脂肪分の少ない赤身の肉の意味ではない。
見解は同センターの研究グループが国内約8万人を対象に、赤肉・加工肉の摂取量と大腸がんのリスクについて追跡調査し、2011年に発表した結果に基づく。
13年の国民健康・栄養調査によると、日本人の摂取量は1日当たり赤肉50グラム、加工肉13グラムで、同センターは「世界的にみて最も摂取量の低い国の一つ」と説明。「赤肉は健康維持にとって有用な成分もたくさん含んでいる。(IARCの)今回の評価を受けて極端に量を制限する必要はない」としている。
① 亜硝酸Naが添加されている商品
発色剤の亜硝酸Naはきれいな肉の色を変化させないために使用されていますが、
添加物の中でも毒性が強く、猛毒の青酸カリと同じくらいと言われています。
さらに亜硝酸Naは肉に多く含まれているという物質と結合して
ニトロソアミン類という強い発がん性のある物質に変化することがわかっています。
添加量が厳しく制限されているので、食べたからと言ってすぐに影響がでるわけではありませんが
なぜ使用するのでしょうか?
亜硝酸Naを使用する理由として製造する際のボツリヌス菌などの発生を抑えるためです。
ボツリヌス菌による食中毒は生命の危険の可能性があり、
安い製品を大量に作る際に使用するのは菌の発生を抑えるためには
仕方がないとは思いますが、使用していない製品もあるのでできればあまり摂りたくない添加物です。
②タール色素が添加されている商品
お弁当などでよく出る赤いウィンナーは危険がいっぱいの商品です。
赤い色はタール色素という合成着色料によるものです。
タール色素の中でも赤3(赤色3号)や赤102(赤色102号)がよく使われていますが
その化学構造や動物実験から、いずれも発がん性の疑いがあると言われています。
赤102は子どもにじん麻しんを起こすとして、皮膚科の間では注意が呼びかけられて
います。
赤3はネズミに投与した実験で甲状腺の腫瘍の増加が心配されています。