子曰、朝聞レ道、夕死可矣。〔子(し)曰(いわ)く、朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり、と。〕解釈:朝に道を聞くことができれば、その日の夕方に死んでも後悔しない。真理を求める尊さをいう。孔子の教えそのものです。吉田松陰は漢文をたくさん読み、生きた学問を松下村塾で伝授し、明治維新の礎を築いた偉人です。私利私欲で学問をすることが当たり前の時代、立志のために一命を捨てた、吉田松陰が「人はなぜ勉強するのか」「なぜ人は本を読み、学ぶのだろうか。」と語りかけます。
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「人はなぜ勉強するのか」「なぜ人は本を読み、学ぶのだろうか。」
吉田松蔭が生涯をかけて追求した問いへのこたえは、人の生きる道を知ること=卓越性の追求、そして、公共の幸せ=立志という本質にあった。
著者は吉田松陰のひたむきな勉学の姿と、その大きな志を通して “活きた学問・勉学”のあり方と重要性を提言する。