「ひじきの煮物」の損失余命。ひじきは健康に良いイメージの食べ物だが、含まれる無機ヒ素の濃度が非常に高いため、その損失余命は小鉢1人前当たり58分という驚愕の数字が出ている。「百害あって一利なし」と言われるタバコでさえ、1本当たりの損失余命が12分であることを考えるとどれだけ深刻なものなのかわかる。ひじきは、長年鉄分がすごく豊富とされてきたが、しかし、最近、測りなおしたら、ひじきはぜんぜん鉄分が無いことが判明。昔のひじきに鉄分が多いのは、昔、鉄の鍋で煮ていたから。❝知らぬが仏❞それでも、もっとも体に害を与えるのは、酒・たばこです。要は適量をバランス良く。
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日本では当たり前に売られているが、海外では危険と認定されているヤバい商品もある。その代表格が、日本の食卓で古くから親しまれてきた“ひじき”だ。
’04年、イギリスの食品規格庁(FSA)は、ひじきに含まれる無機ヒ素が人体に悪影響を及ぼすとして「あえて食べないよう勧告する」と発表。カナダ、オーストラリア、香港などでも同様の勧告がなされている。
無機ヒ素を長期的に大量摂取すると、人体にどのような影響があるのか。内閣府食品安全委員会の報告によれば、がん、皮膚病変、発達神経への影響、心血管疾患などを引き起こす可能性もあるという。これらのリスクについて、厚生労働省に問い合わせてみた。
「調査が不十分なので評価できませんが、一般的に毒性があるといわれているので、大量に摂取するのは好ましくない。具体的にどの程度の量が危険なのかについては、まだ何とも言えない状況です」
イギリスの勧告が出てから既に13年たったが、いまだに適正摂取量の数値すら出ていない。この「調査中」の期間だけでどれだけの健康被害が生じているのだろう。
また、「美肌に繋がる」などと謳われる海洋深層水も海外で売られているソレとは似て非なるものだ。日本の定義では、深度200m以上の深海の海水を海洋深層水という。だが、海外ではグリーンランド沖と南極海で形成される2か所の深層水(北大西洋深層水と南極底層水)のみを指し、より定義が厳しいのだ。水産業者はこう説明する。
「エルニーニョなど気候にも影響を及ぼす海流といわれ、この海水の深層水が、海外では海洋深層水と定義づけられている。だから価値があるんです。単なる深海の海水に果たして効果があるか……」
定義が変われば日本でも途端にヤバい商品になるかもしれない。