猪木議員の元秘書が“政治活動”と称し、キャバクラなどで金を使っていた政党助成金着服疑惑です。本人は猪木議員の指示と否定していますが、猪木議員は『この野郎、ぶっ殺してやる』と怒り心頭です。解雇後26年12月に告訴しており、都議会選挙目当てではありません。いずれにしても、告訴後採用した現役都知事特別秘書で都民ファースト代表の疑惑ですから、クリーンを掲げる小池百合子都知事には大きなマイナスです。緑の警察車両が都議会議員選挙中に駆けつけたら大受けでしょう。
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アントニオ猪木参院議員は18日、国会内で記者会見し、猪木氏の元政策秘書で現在は小池百合子東京都知事特別秘書の野田数氏が、猪木事務所に務めていた平成25年からの約1年間、政党助成金など計1120万円の公金を着服していたと明らかにした。26年12月に刑事告訴したという。
猪木氏側によると、野田氏は全国会議員に月額100万円支給される文書通信交通滞在費から820万円、猪木氏が当時所属していた日本維新の会を通じて得ていた政党助成金から300万円をそれぞれ着服した。事務所名義の口座から不審な引き落としがあったことなどから判明。猪木事務所は26年7月、金銭管理を担当していた女性秘書とともに野田氏を解雇したという。
猪木氏は会見で「『この野郎、ぶっ殺してやる』と思う気持ちと『器の大きさを試されているのかな』という思いで、彼がテレビに出てくる場面を見ていた」と心境を吐露。「国会議員である以上、金銭の問題についてはきちっとみていかなきゃいけないことは反省している」とも述べた。
会見での主な発言は以下の通り。 《冒頭、秘書が記者会見を開くに至った経緯を説明し始めた》
秘書「本日のアントニオ猪木の会見は、元アントニオ猪木秘書、現小池百合子特別秘書、都民ファーストの会代表、野田数氏の公金横領に対しての告訴に関する記者会見ですので、本件以外のご質問にはお答えできません。あらかじめご了承ください。本日、アントニオ猪木は参院議員として立場から会見を行います」
「また、アントニオ猪木は告訴・告発を平成26年12月12日に行っております。週刊新潮誌が報じるまで本件は報道されることはありませんでしたが、決して本件の告訴・告発は最近行ったものではないことをご理解ください。私どもは野田数氏を告訴・告発し、その後の警視庁での捜査状況に関しては辛抱強く見守っている立場でございます。捜査状況に関するご質問にはお答えしかねますので、あらかじめご了承ください。以上ご理解お願いします」
猪木氏の冒頭発言
「元気ですか! 元気があれば何でもできる。元気があればカネをくすねちゃいけないということで、今、説明があった通りです。もうすでにいろいろ手配はしてあったものですから、後は警察の返事待ちの状況で。それよりも私の気質を自分で説明しますと、本当に小さいことはどうでもいいという趣旨なものですから、毎日いろんなことが起きて過ぎていき、人生観に関して自分なりの哲学を持っています」