東京、神奈川も難関校は志願者数や倍率は減り、中堅校が激戦となる流れです。コロナ禍による2021年中学受験は感染リスクから午後入試や日程後半の受験を控え、2月3日までには決めるという受験生が多いようです。受験生には志望校に合格し将来へのチャンスを掴んでもらいたいですね。さて、今回は中学受験に耐えられる親について、私立中学校に通う世帯年収の割合としては、800万円以上が72.1%で約7割、1,000万円以上が52.3%で約半数を占めます。有名進学塾、中学受験にかかる費用と学費についてによると「中学受験をする子の多くは小4から塾で中学受験用の勉強を行います。その費用は3年間で約200万円ほどといわれています。」とあります。年収800万円以上というボーダーラインだけでなく、住宅ローンがあるか?などの各家庭の収支状況によって変わってきますが子供の将来の為に3年間で約200万円の出費に耐えられか?ということが中学受験の一般的な条件になるようです。
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コロナ禍による緊急事態宣言のもと、10日の埼玉県から首都圏の中学入試が本格的にスタートした。各校の受験動向からは、チャレンジは控えめにして、手堅く早めに合格を手にしたいという受験生の思いが伝わる。続く千葉、東京、神奈川の状況も似た傾向になると、専門家は予想している。
■近距離で手堅く…中堅校が激戦か
「難関校の受験を控える動きが、日程が遅くなるほど起きている」。中学入試を長年分析してきた森上教育研究所の森上展安代表は、埼玉入試の全体状況をこう分析する。コロナ禍で学習が思ったように進まなかったとの思いから冒険を避け、できれば近距離で手堅く合格を早めに得て、それ以降は併願数を減らす傾向があるという。1月20日から始まる千葉、2月1日からの東京、神奈川の状況も同様とみる。
千葉県内では、20日実施の市川中(市川市)で出願者数が前年度の8割台で推移しており(16日締め切り)、22日の渋谷教育学園幕張中(千葉市美浜区)への出願者は約2割減の1758人。東京・神奈川の入試まで期間が短く、感染リスクを冒してまで難関校を受験するのを控える傾向が見てとれるという。