『ワールドビジネスサテライト』はバブル景気真っただ中の1988(昭和63)年4月にスタートし筆者もよく観ていました。初代キャスターはミニが似合っていた小池百合子東京都知事。始まりの 1988年日経平均は21,217.04円でスタートしほぼ右肩上がりで連日高値更新の終値30,264.36円でした。今年のコロナ禍での日経平均は27575円スタート、1988年と同じような上昇を辿れば1989年12月29日「大納会」で付けた史上最高値38,915円87銭、取引時間中の高値は38,957円44銭 を超えるのは時間の問題かもしれません。東京オリンピック中止が取りざたされている中、昨日は前日比190.84円高の28822.29円。終値として昨年来高値を更新し、およそ30年半ぶりの高値水準となつており、バブル相場のゴング、お金がダブついていた1988年の勢いそのものです。
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テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』(WBS)が、4月改編で番組開始時間を1時間繰り上げ、「夜10時スタート」となることが報じられた。33年続く看板番組の“初めての引っ越し”は、テレビ業界を騒然とさせている。
あるテレ東の報道スタッフは「1時間繰り上げは昨年11月頃からほぼ決まっていた」と打ち明ける。
「在宅勤務の普及や飲食店の夜間営業自粛などで、ニュースの視聴時間や就寝時間がどんどん早まっていた。コロナが収束しても、定着した生活様式は元に戻らないだろうという、10年後、20年後を見据えての判断です。
また、景気の落ち込みが懸念されるなかでも株価が上昇するなど、経済情報への関心は高まっている。有料会員制の動画配信サイト『テレビ東京ビジネスオンデマンド』でも『WBS』の反応は特に良い。『報道ステーション』(以下、『報ステ』)を裏番組に回しても対抗できると読んでの“攻め”の判断です」
感染拡大の不安が高まり始めた昨年2月頃から、夜のニュース番組の視聴率は上昇傾向にある。なかでも好調なのが、夜9時、10時スタートの番組である。
「直近の視聴率(1月11~15日、以下同)では、NHKの『ニュースウオッチ9』が10.62%、『報ステ』が12.76%といずれも高視聴率をキープ。視聴率一ケタ台が続いている夜11時スタートのニュース番組と比べて高水準です。『WBS』もその流れに乗ろうとしているのではないか。
視聴率こそ3%前後だが、最近の『WBS』は話題を集めている。MCの大江麻理子アナ(42)がマスク姿で番組に登場し、感染防止を呼びかけたときは“素晴らしい報道姿勢”とネットで評判になった。4月改編のタイミングで超大物経営者のインタビューをやるんじゃないかと噂になっている」(キー局関係者)
とはいえ『報ステ』の壁は高い。前身の『ニュースステーション』の時代から“一強”状態が続いており、「他局はずっと“『報ステ』の裏”で戦うことを避けてきた」(同前)という。
それでも「夜10時枠」に乗り込んでくる『WBS』に『報ステ』側は警戒を強めている。番組スタッフが言う。
「視聴率こそ悪くないが、『報ステ』にはアンチの視聴者も多い。昨年4月に富川悠太アナ(44)がコロナに感染。体調を崩した後も出演を続けていたことがわかったときは、大きな批判を浴びました。1月8日に菅義偉首相が出演したときも、“突っ込みが甘い”“忖度キャスター”と富川アナが批判された。
現在は月~水を徳永有美アナ(45)と小木逸平アナ(46)、木・金を富川アナと森川夕貴アナ(27)が担当する体制でやり繰りしているが、人気者の大江アナを敵に回すと心許ない。視聴者が一気に『WBS』に流れる可能性だってある。局内では“経済ニュースを強化したほうがいい”との声も上がるなど、かなり敏感になっている」