よりよい教育環境を目指して、親が小学校区を選ぶ時代になった。だが、教育環境
においてどこが優れた地域なのかを見極めることは難しい。参考までに都内の優秀
な地区を掲載しました。教育が子供の将来に多大な影響を与える現実を考えれば住
む地域は重要ですね。
以下抜粋コピー
1位文京区、2位武蔵野市、3位千代田区
学力偏差値トップ25を一挙公開
学力偏差値トップ25を一挙公開
順位 学力偏差値 自治体 国語正答率 算数正答率
①72.7 | 文京区 | 76.1% | 66.3% | |
②68.1 | 武蔵野市 | 74.4% | 63.4% | |
③65.5 | 千代田区 | 72.7% | 62.6% | |
④64.5 | 中央区 | 71.6% | 62.8% | |
⑤62.8 | 目黒区 | 72.3% | 60.1% | |
⑥62.0 | 世田谷区 | 71.9% | 59.7% | |
⑦61.1 | 港区 | 70.1% | 60.9% | |
⑧60.4 | 新宿区 | 70.3% | 59.9% | |
⑨59.9 | 杉並区 | 70.7% | 58.9% | |
⑩58.8 | 江東区 | 70.0% | 58.5% | |
⑪57.2 | 品川区 | 69.3% | 57.6% | |
⑫57.0 | 渋谷区 | 69.1% | 57.6% | |
⑬56.9 | 三鷹市 | 70.0% | 56.4% | |
⑭55.8 | 国分寺市 | 69.7% | 55.6% | |
⑮54.6 | 北区 | 68.5% | 55.7% | |
⑯54.5 | 中野区 | 67.7% | 56.6% | |
⑰54.2 | 小金井市 | 69.3% | 54.3% | |
⑱54.0 | 国立市 | 68.1% | 55.6% | |
⑲53.5 | 西東京市 | 67.7% | 55.5% | |
⑳53.0 | 練馬区 | 67.5% | 55.2% | |
㉑52.4 | 台東区 | 67.5% | 54.5% | |
㉒52.2 | 調布市 | 67.4% | 54.4% | |
㉓51.7 | 足立区 | 67.9% | 53.3% | |
㉔51.7 | 荒川区 | 67.2% | 54.1% | |
㉕49.9 | 大田区 | 65.2% | 54.6% | |
東京都「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(2018年度)を基に作成。順位は少数点第2位以下も加味している。 |
ランキングを見ておわかりのように、文京区が偏差値72.7と都内トップだった。国語の正答率は76.1%、算数の正答率
も66.3%で、いずれも1位である。東京都の平均(国語66.5%、算数53.8%)を大きく上回り、名実ともに文京区の強さが
目立った。ランキング2位は、偏差値68.1の武蔵野市だ。国語が74.4%、算数が63.4%といずれも2位である。武蔵野市は
4路線に接続する吉祥寺駅や、井の頭公園に代表される自然豊かな地域であり、近年は各種「住みたい街ランキング」
トップクラスの人気を誇る。人口約14.7万人と23区に比べると小さな自治体であるが、その存在感は大きい。そのため
地方出身者も含めて高学歴の家庭が移り住むケースが多い。実際、国勢調査のデータ(2010年)を調べると、大学や大学
院を卒業した「四大卒比率」が全体の34.7%に及ぶ。これは自治体の中でも都内1位であり、それだけ高学歴の親が多く住
んでいる証拠である。ランキング3位が千代田区(偏差値65.5)である。番町小学校から麹町中学校、日比谷高校、東京
大学という国公立のエリートコースがあることで、かねてから羨望のまなざしが向けられてきた。近年は、もう一つの選
択肢として中高一貫の区立九段中等学校の人気が出ており、しかもここが区民の優遇枠を設けているために、オフィス勤
務の高キャリア夫婦らからの支持が高い。さらに4位の中央区(同64.5)、5位が目黒区(同62.8)と続く。これらの地域
はいずれも、私立・国立進学率も、四大卒比率も高い。ほかにも地価の高さが共通することから、高学歴、高年収で教育
熱心な親が多くいることがうかがえる。さらに、6位は世田谷区(同62.0)、7位は港区(同61.1)、8位は新宿区(同60.4)
9位は杉並区(同59.9)、10位は江東区(同58.8)と続いており、これも同様の傾向があるといえるだろう。