1989年、日経平均株価が当時の史上最高値3万8957円44銭を付けたバブル絶頂の年、日本銀行は3回の利上げを断行した。 2024年、日経平均株価が史上最高値を更新した年、日本銀行は3回の利上げを断行するのだろうか。
1.1989年のバブル絶頂の年 1989年、日本銀行は、当時の政策金利だった公定歩合を3回(2.5%⇒4.25%)に引き上げた。1989年のコア消費者物価指数は前年比+2.4%だった。
1)5月31日:2.50%⇒3.25%(+0.75%) 日経平均株価は、2月に32000円台、4月に33000円台、5月には34000円台に乗せてきた。日銀は日経平均株価が大きく上昇しているにもかかわらず、低金利政策を続けた結果の株高にやっと危機感を持ったと思われる。 ※コア消費者物価指数:前年比+2.8% 2)10月11日:3.25%⇒3.75%(+0.50%) ※コア消費者物価指数:前年比+2.9% 3)12月25日:3.75%⇒4.25%(+0.50%) ※コア消費者物価指数:前年比+2.9% 1990年には、3月に5.25%、8月に6.00&まで追加利上げが行われ、急激な金融引き締めによってバブル経済は崩壊した。 1990年8月のコア消費者物価指数は前年比+2.3%、1990年は前年比+2.3%だった。
2.2024年の史上最高値更新の年 コア消費者物価指数は2024年10月まで31カ月連続で日銀目標の2.0%を上回り、賃金動向を反映しやすいサービス価格も改善が続いている。
1.1989年のバブル絶頂の年 1989年、日本銀行は、当時の政策金利だった公定歩合を3回(2.5%⇒4.25%)に引き上げた。1989年のコア消費者物価指数は前年比+2.4%だった。
1)5月31日:2.50%⇒3.25%(+0.75%) 日経平均株価は、2月に32000円台、4月に33000円台、5月には34000円台に乗せてきた。日銀は日経平均株価が大きく上昇しているにもかかわらず、低金利政策を続けた結果の株高にやっと危機感を持ったと思われる。 ※コア消費者物価指数:前年比+2.8% 2)10月11日:3.25%⇒3.75%(+0.50%) ※コア消費者物価指数:前年比+2.9% 3)12月25日:3.75%⇒4.25%(+0.50%) ※コア消費者物価指数:前年比+2.9% 1990年には、3月に5.25%、8月に6.00&まで追加利上げが行われ、急激な金融引き締めによってバブル経済は崩壊した。 1990年8月のコア消費者物価指数は前年比+2.3%、1990年は前年比+2.3%だった。
2.2024年の史上最高値更新の年 コア消費者物価指数は2024年10月まで31カ月連続で日銀目標の2.0%を上回り、賃金動向を反映しやすいサービス価格も改善が続いている。
日経平均株価は、7月に42426.77円まで上昇して史上最高値を更新した。
1)3月19日:マイナス金利を解除して17年ぶりの利上げに踏み切った ・マイナス金利(▲0.1%)を解除 ・無担保コール翌日物レート:0-0.1%に誘導 ※コア消費者物価指数:前年比+2.6% 2)7月31日:政策金利を0.25%程度に引き上げた ・政策金利(無担保コール翌日物金利):「0-0.1%程度」⇒「0.25%程度」 ・植田日銀総裁「0.25%への利上げでも実体経済への影響は出ない。経済のショック、景気循環で日本経済に下振れが生じた場合、0.25%では対応しづらい。2006年からの前回の利上げ局面のピークである0.5%が壁になるとは認識していない」 ※コア消費者物価指数:前年比+2.7% 3)12月19日:政策金利を0.50%程度に引き上げるのか?
1)3月19日:マイナス金利を解除して17年ぶりの利上げに踏み切った ・マイナス金利(▲0.1%)を解除 ・無担保コール翌日物レート:0-0.1%に誘導 ※コア消費者物価指数:前年比+2.6% 2)7月31日:政策金利を0.25%程度に引き上げた ・政策金利(無担保コール翌日物金利):「0-0.1%程度」⇒「0.25%程度」 ・植田日銀総裁「0.25%への利上げでも実体経済への影響は出ない。経済のショック、景気循環で日本経済に下振れが生じた場合、0.25%では対応しづらい。2006年からの前回の利上げ局面のピークである0.5%が壁になるとは認識していない」 ※コア消費者物価指数:前年比+2.7% 3)12月19日:政策金利を0.50%程度に引き上げるのか?
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