感染者が増えるなか、自局の報道番組で視聴者に警告していることと、自分たちがやっていることの矛盾が指摘され緊張感がない
テレビ局ですが、デルタ株 は非情です。感染力が強く、新型コロナウイルスの陽性率は22・8%。現在都内の1日の検査数は
約2万6000件が限界で、陽性率を約20%とするならば、感染者数は約5000人で頭打ちになるのです。分科会は新規感
染者数が1万人もあり得ると話していましたが、検査すればそれくらいになるのかもしれません。分科会の尾身茂会長は記者会見
で「このままでは救える命が救えない状態になり、それは少しずつ始まりつつある」と述べ、災害医療であると捉えるべしとした。
一方、東京都のモニタリング会議では専門家が「制御不能で災害レベルの非常事態だ」と現状を分析。医療提供体制が「深刻な機
能不全に陥っている」とした。感染者が増えており自宅療養者は12日時点で2万726人となっている。感染者数が約5000
人で頭打ちになっても検査が出来ないだけで、実際には2、3倍もの感染者が既にいるとみるべきで重症者が大幅に増える「制御
不能で災害レベルの非常事態」と認識すべきです。全国の新型コロナウイルスの重症者は14日、前日より43人増えて1521人
となり、2日連続で過去最多を更新 自宅療養者の死者が増えるのは確実です。デルタ株は感染力が強く重症化しやすい。一人で
も貴重な命を救うため感染死亡率が1.78%と高い50歳以上やワクチン接種を置き去りにされた若者たちに重点的に接種すべきです。
医療崩壊で災害レベルの非常事態が想定されるのであれば、即断でパラリンピックを中止し、衆議院選挙も来年へ先延ばし、経済
活動を一時停止する東京のロックダウンを視野に入れるべきかもしれませんが、自分たちのやっていることが矛盾しているマス
コミや選挙しか頭にない政治家では人災による災害レベルの大惨事になるまで無責任に何もやろうとしないのかもしれません。
以下抜粋コピー
「今、最大級、災害級の危機を迎えている」-。東京都の小池百合子知事は13日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大
に、強い危機感を表明した。感染抑制に向けて人流の5割削減を目指す意向を示し、お盆休みの帰省や旅行については「延期や中
止などを『考えてください』ではなく、今年はもうあきらめていただきたい」と呼びかけた。都内ではこの日、新規感染者数、重
症者数とも過去最多を更新した。小池氏は「酸素吸入や人工呼吸器の必要な人たちがこのまま増えると、命を救うための十分な医
療が受けられなくなる可能性がある。他の疾病の方々にもしわ寄せが行く」と危機感を募らせた。その上で、「人流は私たちの意
思で抑えられる。今抑えないと助かる命も助からなくなる」と強調。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が12日、都内
の今後2週間の人流について「(緊急事態宣言前の)7月前半の約5割にする必要がある」と提言したことなどを受け、「あなた
が外出を控えることで50%に届くかもしれない」と協力を呼びかけた。さらに「今すべきことなのか、不要不急ではないのか。
感染拡大が収まってから延期することはできないのか、そのようなことを訴えている」と述べ、お盆休み中の旅行や帰省を再考す
るよう要請。「若いから、健康だから、既往症がないから大丈夫ということは通じない。ぜひ発想を変え、ともにデルタ株という
強敵に対峙(たいじ)したい」と訴えた。