『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

『米軍アフガニスタン撤退しタリバン首都カブール制圧』』蘇るサイゴン陥落

2021-08-17 02:05:38 | 日記
前大統領のトランプ氏は、「ジョー・バイデンが、アフガンで今の事態が起きるのを許した責任を取り、不名誉な形で辞任する
時が来た」と述べた。「ジョー・バイデンがアフガンに対して行ったことは語り草となる。米史上最大の敗北の一つとして語り
継がれるだろう!」 トランプ氏は、この措置についてバイデン氏をたびたび非難しており、自身が今も大統領であるならば
「撤退は今とは全く異なる、はるかに成功したもの」になっていたはずだと主張しています。その可能性はありますが、コロナ
対応の拙さは酷かった。菅首相にも言えますが、対応が遅く、政策が小さいために景気が良くなならない。選挙で勝つことしか
頭にないために庶民の実際の生活は分からないのでしょう。政治の混乱は生活に直結しますね。

以下抜粋コピー

サイゴン陥落時の混乱が再び起きてしまうのか――。米軍がアフガン撤退を急ぐなか、46年前のベトナム戦争の記憶が米国
で大きな注目を集めている。当時、米大使館の職員らがヘリコプターで逃げるようにサイゴンから脱出し、米国の敗北を象
徴するシーンとなった。米国はいま、アフガニスタンで再び敗走を強いられようとしている。「カブールは陥落する。その
時、サイゴンでの失敗を繰り返して欲しくないと願っている」1975年4月、ベトナム戦争の終結時に海兵隊員として、南ベ
トナムの首都サイゴン(現ホーチミン)にいたドグラス・ポトラッツさん(68)は言う。「いまのアフガン情勢は、ち
ょうどサイゴンが陥落する直前のようだ」。最後の1カ月、旧ソ連や中国などの支援を受けた北ベトナム軍が次々と都市を
制圧し、南ベトナムを支える米国は苦境に追い込まれていた。脱出に備え、サイゴンの米国大使館では中央情報局(CIA)
のリポートなど機密文書の焼却処分が始まり、焼却炉からは24時間、煙が上がり続けた。陥落の1週間ほど前から、大使
館前には多くのベトナム人の元大使館職員らが殺到したという。サイゴンが陥落すれば、米国への協力者として危害を加
えられると恐れたためだ。 撤収直前の4月末には、建物の前には1万人近い人々が集まったという。ポトラッツさんは
大使館のゲート越しに、人々に対応した。「トラウマになる体験だった。もし私が『ノー』と言えば、彼らにとっての死
刑宣告のようなものなんだ」当時、サイゴンでは空港の襲撃を許し、ヘリコプターでの避難しか手段がなかった。海兵隊
は200人足らずで、最後の2日間で6千人を脱出させた。だが取り残されたベトナム人も多かった。街では略奪が横行し
米軍の拠点だった建物からは火の手が上がっていた。「ただただ、混乱していた。世界の終わりのようだった」とポト
ラッツさんは振り返る。「今回、米軍は5千人の部隊をカブールに送っている。我々の時より落ち着いてことが進むこと
を願っている。大使館の屋上からヘリで脱出するようなことにならないように」
コメント
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