政府に助言する専門家たちには「リーダーの言葉が国民に届いていない」と、菅義偉首相の発信に対する不満が広がっていた。
「国民の気持ちに寄り添うようなメッセージを出していただきたい」。緊急事態宣言の延長などを決める政府対策本部を前
に、対策分科会の尾身茂会長らが首相に訴えた。首相会見に向けた異例の「直訴」だった。しかし、『馬耳東風』だったよう
です。さらに、22日開票された首相のお膝元横浜市長選挙での敗北。自民党内では❝菅首相では衆議院選挙は戦えない❞との
空気に支配されています。自民党総裁選は党員・党友投票を行う「フルスペック」で実施し、衆参両院議長を除く383人
(23日現在)の党所属国会議員票と党員・党友による地方票の合計で争われる。地方票は「ドント式」を採用し、議員票と
同数になるよう各候補に割り当てる。投票総数が766票となります。自民党総裁選挙は26日に開かれる党の総裁選挙管理委
員会や総務会を経て、来月17日告示、29日投開票の日程で行い、党の規程に基づいて党員投票も実施することなどが正式に
決まる見通しです。幹事長ポストへの居座りを狙う二階氏への嫌悪感も広がる中、首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)で
後戻りできない二階氏が他派を頻りにけん制していますが、自由に動ける党員には効かず、逆効果、最終的には直近に衆議院
選挙が控えている国会議員は地元党員の意見を『馬耳東風』で無視することは出来ないはずで、派閥の抑えが効かないと読み
ます。領袖たちも議員ならまだしも、党員へのグリップは無理です。台風の目石破氏が総裁選言動通りに不出馬ならば岸田文
雄氏を軸に幹事長ポストも含め反菅義偉連合が形成される可能性もあります。いずれにしても、政界は一寸先は闇、衆議院選
挙も自民党新総裁の掲げる政策次第では自民党圧勝すらあり得ます。
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