「尋常じゃない増え方」(国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏)により政府が新型コロナウイルス感染者の療養方針を見直し
東京都は、感染者の入院の判断基準を改定する方針。血中酸素濃度の基準値を厳格化し入院患者を抑え、今後増加が見込まれる中
等症の患者用に病床を確保する。もたらしているのは、これまでの変異株より感染力の強いデルタ株の流行だ。それに加えて、繁
華街での人出を抑えることが感染者数抑止の鍵となる。今週は五輪開幕から2週目にさしかかり開幕後の人出の変化が感染者数に反
映されてくるとみられる。分科会の尾身茂会長は菅義偉首相の危機管理を巡り「リスクコミュニケーションが不足している。国民
から協力を得るための工夫が必要だ」と指摘した。 為政者と市民をつなぐために「意思決定プロセスの透明化」「判断基準の明確
化と事前公表」などが必要条件とされる。 しかし、現在の為政者は有効なコロナ対策を打ち出せていないし、二階幹事長に至って
は「菅総裁は頑張っている。むしろしっかり『続投していただきたい』という声の方が、国民の間にも党内にも強いのではないか」
とコメントし、コロナワクチン接種の遅延・迷走に対して、不満が鬱積している国民から批判が強まっていますね。
以下抜粋コピー
新型コロナウイルス患者の入院対象を重症者らに限定する政府の方針に対し、コロナ治療に携わる現役医師からも強い反発
の声が上がっている。 多くのテレビに出演している「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市)の倉持仁院長(49)は、菅首
相を「無為無策 自宅で死ぬなどあってはならぬ あんぽんたんとはもはや言わじ」と強い口調で批判。「この人に政治を司
る資格なし!すぐやめてください」と切り捨てた。 また、自民党の二階俊博幹事長が3日、菅義偉首相の任期満了(9月30日)
に伴う総裁選について「現職が再選される可能性が極めて高い。誰もが承知していることだ」と話したことについても“そんな
バカな!”と言わんばかり。「何を言っているのでしょうか?」と切り出すと「2人でどこか違う国へ行って永遠にやっていれ
ば良いと思います。ちなみにその国には国民はいません」と怒りをあらわにした。
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リスクコミュニケーションとは危機に対処するための意思疎通や合意形成を指す。コロナ禍以前の震災など自然災害への対応でも
論議され、為政者と市民をつなぐために「意思決定プロセスの透明化」「判断基準の明確化と事前公表」などが必要条件とされる。