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密教辞典の「鎮護国家」には
「国家を鎮護守護するをいふ。密教は特に鎮護国家の念を重んじ、後七日御修法、仁王経法、守護経法、大元帥法、二間観音供など鎮護国家のために修する法を伝え朝夕例時の勤行にもその祈願を怠らず。
台密には天皇ご即位灌頂、仁壽殿密行、温明殿念珠、日月両安鎮、紫宸殿鎮座、晨朝日没観行、二間夜居、後宮安産御受戒、皇帝御本命持念、敵国降伏秘法を鎮護国家の十箇秘法として尊重せり。」とあ . . . 本文を読む
15、大師三十三歳、大同元年(806)宮島弥山ご修法・・・宮島弥山大聖院(大師は帰朝後筑紫の観世音寺から入洛の途次、宮島の弥山をごらんになり、諸仏菩薩の影向の霊山なりとして恵果阿闍梨伝授の求聞持法を修せられ、これが宮島大聖院の濫觴とされます。阿波太龍寺と並びいまでも求聞持修行道場となっています。
16、大師三十三歳、大同元年(806)麻耶山登嶺・・・麻耶山天上寺(六甲山頂近くにある。大師ご入洛時 . . . 本文を読む
密宗所学有部律園清規(栄厳)に阿字観の大切さが載っていました。毎朝阿字観にも努めることにします。
「・・早晩の課誦おわって阿字を観ずべし。坐香一柱をもって定課とす。・・遺戒にいわくおよそ出家修道は本仏果を期すと云々。又曰く行住坐臥懈ることなく精進修行して速やかに浄菩提心を開顕すべきなりと。その菩提心とは即ちこれ阿字門なり。・・これ阿字は両部理智の本源、諸仏の法体なるゆえんなり。金剛頂経に云うがごと . . . 本文を読む