夕暮に一橋通りを歩いていると今まで蝉の声が響いていた桜の下で今度はいつの間にかすだく虫の声がきこえます。蝉の声から虫の音へあっという間に変わっていきます。
「ふかゝらぬ庭の草にも虫のねのきこゆる秋となりにけるかな」とは明治天皇の御製です。
貝原益軒の楽訓にも「秋は夕暮れの景色こそただならず見ゆれ。薄霧のまがきに立ち上るよそほひ、風のおと、虫の音、いずれとなく人の心にしみて、春にもまさりあはれふかし . . . 本文を読む
先日の高原講元様のブログで、欧州の難民に付いてお書きになっておられましたので、この際、不束ながら、所感を、一言加えておきましょう。
欧州の難民に付いては、私は早くから、関心を持っていました。が、日本のマスコミは、これまで、殆ど取り上げず、紙面の端に、短信程度で報道されるのが落ちでした。しかし、今回の欧州の難民は、その数においても、脱国する数においても、民族、種族などにおいても、世界史教科書の . . . 本文を読む