霊魂の話
折口信夫
たまとたましひと
たまとたましひとは、近世的には、此二つが混乱して使はれ、大ざつぱに、同じものだと思はれて居る。尤、中には、此二つに区別があるのだらうと考へた人もあるが、明らかな答へはない様である。私にもまだ、はつきりとした説明は出来ないが、多少の明りがついた。其を中心に話を進めて見たいと思ふ。
古く日本人が考へた霊魂の信仰は、後に段々変つて行つて居 . . . 本文を読む
近江商人出の企業は トヨタ、丸紅、伊藤忠、高島屋、日本生命等です。
近江商人が行商に出かける際には、御本尊・阿弥陀如来の小さな御絵像(掛け軸)を巻き納めて荷物の上に置き、宿で御本尊をお掛けして、朝夕勤行。売り手と買い手との聞に仏様を念じ、「商売は仏様にさせて頂く。品物は仏様を通じてお客さんに渡り、お代はお客さんから仏様を通じて頂く」と考えた、と言われています。 . . . 本文を読む