浄厳「眞言修行大要鈔」より・・３
問、禅宗には諸宗に超えて教外別伝とて師家の示しに任するにはあらず、唯自己に返照し工夫して悟道するを本意とす。門よりいる者は是家珍に非ず（古人の語）とて他に教えられたるをば真実にあらずといえり。いま真言の実義は師の教えを待って解するといえば禅門の心地にはすこぶる劣れるにや如何。
答、教えを待たざれども自得するは「法」の勝れたる規模にはあらず、唯是「機」の . . . 本文を読む
ローマ法王は現代の神父の心得として「教会から出て人々と接せよ」「聖書の言葉を使わず自らの宗教体験を語れ」この二つをカソリック神父に求められているということです（法光２７４号）。自分も反省する事しきりです。経典の紹介が大切と思ってきましたがそれでは自己の宗教体験を語っていることにはなりません。経典の言葉も大切ですがそこに自己の宗教体験が加わってはじめて人は聞いてくれるのだと改めて思いました。日々宗教 . . . 本文を読む
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