真言安心和讃
帰命頂礼薄伽梵
八葉四重の円壇は
一切如来の秘要にて
衆生心地の仏土なり
十方三世の諸聖衆は
大日普門の別徳を
開きて示しし尊なれば
密厳国土の外ならず
浄瑠璃界の薬師佛
一宝世界の宝生尊
堪忍娑婆の釈迦如来
極楽世界の阿弥陀仏
普賢薩埵の歓喜国
文殊覚母の清涼山
観音大士の補陀落山
弥勒菩薩の都支多天
其の余の天宮阿修 . . . 本文を読む
菩薩は布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智恵の六波羅蜜を修業し慈哀・悲愍・歡悦・喜・堪忍・捨の徳を身につける。これらの徳を菩薩は「これらの徳を以て衆生の苦悩を救わん」と念ずる。
(この菩薩摩訶薩は、檀波羅蜜を行じ、尸羅波羅蜜を淨め、羼提波羅蜜を修し、毘梨耶波羅蜜を行じ、
禪波羅蜜に入り、般若波羅蜜を分別し、慈哀・悲愍・歡悦・喜・堪忍・捨を修行積集す。
如是の如き等の無量の善根を修す。善根を修し已り . . . 本文を読む
地藏菩薩本願經卷上(このお経はお釈迦様が忉利天宮に居られる御母堂に、お地蔵様のご利益を説法されるもの、不幸なものをこそお地蔵様はお救いくださるというもの)
唐于闐國三藏沙門實叉難陀譯
忉利天宮神通品第一(お釈迦様が諸仏諸天諸鬼等の集会する中で対告衆としての文殊菩薩に地蔵菩薩の過去世は一切衆生済度の願を立てた長者の子や婆羅門女だったと伝える)
如是我聞。一時佛忉利天に在して母の為に説法したまう . . . 本文を読む