地藏菩薩本願經卷上 分身集會品第二(衆生済度の為に不可説無量阿僧祇世界のあらゆる地獄に分身している無数の地蔵菩薩が集まり、お釈迦様が「弥勒菩薩出現までの間、我が衆生済度で漏れた衆生を助よ」と説諭すると、地蔵菩薩達がお釈迦様に「ご心配なく」と誓う。)
爾時、百千萬億不可思不可議不可量不可説無量阿僧祇世界のあらゆる地獄處の分身の地藏菩薩、倶に來りて集りて忉利天宮に在り。如來神力を以ての故に、各の方面 . . . 本文を読む
今日,文政十二年1830、四月七日(金次郎43歳)は二宮金次郎が成田山で断食成満し霊験(注1)を受け、下野国芳賀郡桜町農民の出迎えを受けて帰郷した日です。以下印旛沼史等によります。金次郎は藩主の命で下野国桜町での改革を推進していましたが農民が反発したので成田山で21日間の断食修行をしていました。しかし丁度満願の日に霊験を受けるとともに反省した桜町の農民が迎えに来て桜町陣屋に帰っています。
(注1、 . . . 本文を読む
七里恒順師の言葉に
「寺ありとも、仏法なくんば魔の巣窟なり。寺なくとも、仏法あれば仏の道場なり」
とあります。寺院・僧侶の退廃を嘆く声はそこここにあります。しかし御大師様は(退廃していても)寺院や僧侶を敬うべし、とされています。
「僧尼あるがゆえに仏法絶えず、仏法存するがゆえに人見る目を開く、眼明らかにして正道を行ず。正路に遊ぶがゆえに涅槃にいたる。(秘蔵宝鑰)」
「もしは菩薩、もしは声聞、凡聖 . . . 本文を読む
「大智度論巻第十三」に「比丘尼曰く、我れ自らもとの宿命を憶念するに、時に戯女と作る、種々の衣服を著けて旧語を説く。或時比丘尼衣を著して以て戯笑と為す。是の因縁を以ての故に、迦葉佛の時に比丘尼と作りき。時に自ら貴姓端正なるを恃み、心に矯慢を生じて禁戒を破る。禁戒を破る罪の故に地獄に堕ちて種々の罪を受く。罪を受け畢竟りて釈迦牟尼佛に値ひたてまつりて出家し、六神通、阿羅漢道を得たり。是の故に知りぬ、出 . . . 本文を読む