「仏教大意(釈雲照師)」に業の出方を解説されています。
「業には『三世四業』『因果四報』の種類がある。『三世四業』には 順現業・順次業・順後業・順不定業がある。・順現業とは、現世に善悪業因をなして現世にその賞罰を受けるもの。・順次業とは、現世に善悪業因をなして次の世にその賞罰を受けるもの。・順後業とは、現世に善悪業因をなして三回目以降の世にその賞罰を受けるもの。・順不定業とは、つよい善悪を造って . . . 本文を読む
続史愚抄 / 文明十七年1485五月四日甲寅条「四日甲寅 病流布により今日より七ヶ日 七社及び諸寺において御祈あるべし 奉行蔵人権右少弁宣秀・・」(後土御門天皇、室町幕府九代将軍足利義尚の時代。応仁の乱後で疫病も流行ったと思われます。) . . . 本文を読む
百錬抄 / 建永元年(1206)五月四日条「五月四日 廿二社(注1)に奉幣使を発遣せらる 依って疱瘡御祈也」(前年元久三年1206年に、赤斑瘡(はしか)が大流行したとして此の年四月二十七日に建永に改元されたばかりですが、今度は疱瘡が流行し遂にこの後、建永二年に再度「承元」へ改元しています。)(注1)「伊勢,石清水,賀茂,松尾,平野,稲荷,春日,大原野,大神(おおみわ),石上(いそのかみ),大和(お . . . 本文を読む
「大師の霊験(真言宗伝道団・明治45年出版)」より趣意
伯爵東久世通禧様のご子息に「孝人」という方がおられた。(注1)。この子は4歳になっても口を利かず、聾唖者と診断されどこの名医も治しようがなかった。ここに「お元」という信心深い乳母がおり、麻布不動院(注2)の山科俊海僧都に相談したところ山科僧都(注3)は「自分も修法するが、そちらも毎日千遍不動真言を唱えてお参りせよ」と教えた。その . . . 本文を読む
大唐神都青龍寺故三朝國師灌頂阿闍梨耶恵果和上之碑 日本國學法弟子 苾蒭空海撰文并書俗之貴ぶ所者五常、道之所重者三明。惟忠惟孝。聲を金版に彫る(名声を彫って伝える)。其徳天の如く、盍んぞ石室に蔵めざらん乎。甞試に之を論ずるに不滅者法也。不墜者人也。其法誰ら覺する、其人何在る。乎爰に神都青龍寺東塔院大阿闍梨法諱恵果和尚者あり。大師掌を法城之行崩に拍って迹を昭應之馬氏に誕ず。天は清粹を縦にして、地は神霊 . . . 本文を読む
古来皇女の御出家は通例のことでした。そして皇女方は皆その御心映えから御出家以前から庶民の尊敬をあつめてこられています。以下はその一例です。
今昔物語集巻十九「村上天皇の御子、大斎院出家の語」 第十七
今昔、大斎院(選子内親王
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