三代実録 / 仁和元年(885)十月九日庚申条
「九日庚申 是より先、 大宰府上言す「 管する肥前国、 六月より澍雨不降、 七月十一日 国司諸神に奉幣し 僧を延べて転経す 十三日夜 陰雲晦合 雨声の如きもの聞こゆ 遅明 雨粉土屑砂交も境内に下るを見る 水陸苗稼 草木枝葉 皆悉く焦枯すれども 俄然降雨し 塵砂を洗去し 枯苗更生す。 薩摩国言ふ、 同月十二日夜 晦冥 衆星不見 砂石雨の如し 之を故実に検するに、穎娃郡正四位下開聞明神発怒之時 此事の如き有る 国宰潔斎奉幣せば 雨砂乃ち止む ・・・ 是に至り 神祇官卜して云ふ 粉土之怪 明春彼の国に当に災疫あるべし ・・・彼の両国をして部内衆神に奉幣し以て冥助を祈らしむべし」
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