「業も苦も空である」
因縁心論(龍樹)に「世界はすべて原因と結果からなる。ここにはいかなる衆生も存在しない。ただ空にすぎないものから空にすぎないものが生じるにすぎない」(「諸趣唯因果 此中無衆生 唯從於空法 還生於空法」)とあるが、ここでは「煩悩とか業とかいうものも空であってこの空なる煩悩や業が因となって苦という空なる果が生じるだけのことである、そこには因となり、果となる関係性だけがあって、ほかにいかなる衆生も世界もまた煩悩も業もない」という。(「空の論理と菩薩の道」瓜生津隆真)
「業も苦も空である」
因縁心論(龍樹)に「世界はすべて原因と結果からなる。ここにはいかなる衆生も存在しない。ただ空にすぎないものから空にすぎないものが生じるにすぎない」(「諸趣唯因果 此中無衆生 唯從於空法 還生於空法」)とあるが、ここでは「煩悩とか業とかいうものも空であってこの空なる煩悩や業が因となって苦という空なる果が生じるだけのことである、そこには因となり、果となる関係性だけがあって、ほかにいかなる衆生も世界もまた煩悩も業もない」という。(「空の論理と菩薩の道」瓜生津隆真)