修二会
以下仏教歳時記等に依ります。
修二会は二月初めに各寺院で各寺の御本尊に懺悔し天下泰平・五穀豊穣を祈願する悔過作法。
東大寺二月堂の修二会(3月1日から3月14日)は「お水取り」、薬師寺の修二会は「花会式」(3月25日から31日)長谷寺は「だだおし」(2月14日)の通称で知られる。法隆寺西円堂(2月1日から3日、3日に鬼追い式)などでもで行われる。
続日本紀・文武天皇慶雲三年706の最後の項に「是の年、天下の諸国、疫疾して百姓多く死す。始めて土牛を作らしめて大儺す」とありこれが修二会の始めとされています。
土牛は生贄の像とされていたようです。
東大寺の修二会は『二月堂縁起絵巻』等に「天平勝宝四年壬辰二月一日よりはじめて・・」とあります。
「三宝絵詞・修二月」に「この月の一日より、もしは三夜五夜七夜山里の寺々の大なる行ひなり。造り花をいそぎ、名香を焼き、佛の御前をかざり、人のいたつき(労力)を入るること、常の時の行ひに異なり。」