1、ローマ法王庁は17日、脳に腫瘍があったブラジル人の男性の家族がマザー・テレサに祈り男性が治癒したことを「奇跡」と認めたと発表し、これによりマザー・テレサが二回目の奇跡を起こしたこととなり、「聖人」に加えられることになりました。
一回目の奇跡は、マザー・テレサが1997年に87歳で亡くなったあと、インド人の女性の腫瘍がマザー・テレサへの祈りで治癒したことです。此の奇跡で2003年に聖人に次ぐ位の「福者」に加えられていました。
2、マザーテレサは生前から利他心に富む方だったので、死後も苦悩する衆生を助けてやろうという誓願をもって霊的活動をされているのだと思われます。
3、振り返ると四国遍路でも多くの札所で、ご住職が明治時代まで、衆生済度の願いを持って土中入定されていることが分かりました。また日本国中にも多くの衆生済度を願った即身仏がいまなお信仰されています。そうしてこういう霊場では多くの方々が信じられないほど不思議な霊験を頂いています。
4、その最たるものは高野山奥の院に「虚空つき衆生つき涅槃尽きなばわがねがいもつきなん」とご遺告されて入定されておられるお大師様です。ここから「不思議は世々に新たなり(弘法大師和讃)」ということが起こっているのです。まさに福聚講のブログの最初に書いている「世界はおかげで満ちている」ことが今回証明されました。