焼香について
我々は普段何の気なしに焼香していますがこれには深い意味があります。①仏様に来ていただくという意味②魔を払うという意味③中陰にいる故人に香を食してもらうという意味です。
① 賢愚経には、放鉢国の長者の息子、富那奇尊者は弟の羨那と共にお釈迦様の為に香木でお堂を作りました。そしてお釈迦様をお迎えしたいと思い、二人で各々香炉をもってお堂に上り、お釈迦様のいらっしゃる祇園精舎に向かって仏様のご来臨を祈願しました。この香煙は不思議なことに祇園精舎のお釈迦様に流れてゆきお釈迦様の頭上を覆ってしまいました。そこでお釈迦様は兄弟の深い帰依の気持ちを知り、弟子と共にその栴檀堂に赴かれたということです。ここから焼香は仏様をお迎えする便りであるとされます。また一方焼香により魔が逃げるとされてもいます。
② 説法明眼論には「焼香品第四
至心二香木ヲ焼ケバ天魔及ヒ波旬、香ヲ聞テ失心シテ退クコ
ト楢シ死門二入ルガ如シ、讐ヘバ蜣蜋虫(リョウキョウチュウ)ノ天ノ甘露ノ美二酔ヒ、
蚪蟢(トウキ)苦辛ヲ好テ、其ノ昧最モ美ナリト為ルガ如ク、魔民モ亦是の如シ。香ヲ聞テハ臭悪ト嫌フ、若し悪臭ノ気ヲ聞テハ、カヲ増テ功徳ヲ防ク、若し入美香ヲ焼ケハ魔倫ハ他方二趣キ、仏神ハ歓喜シテ守り、修善は必ス成就ス。」とあります。
③
雜阿毘曇心論 には「 問中陰何食答香食欲界中陰以香」(中陰では香を食事とする)とあります。
我々は普段何の気なしに焼香していますがこれには深い意味があります。①仏様に来ていただくという意味②魔を払うという意味③中陰にいる故人に香を食してもらうという意味です。
① 賢愚経には、放鉢国の長者の息子、富那奇尊者は弟の羨那と共にお釈迦様の為に香木でお堂を作りました。そしてお釈迦様をお迎えしたいと思い、二人で各々香炉をもってお堂に上り、お釈迦様のいらっしゃる祇園精舎に向かって仏様のご来臨を祈願しました。この香煙は不思議なことに祇園精舎のお釈迦様に流れてゆきお釈迦様の頭上を覆ってしまいました。そこでお釈迦様は兄弟の深い帰依の気持ちを知り、弟子と共にその栴檀堂に赴かれたということです。ここから焼香は仏様をお迎えする便りであるとされます。また一方焼香により魔が逃げるとされてもいます。
② 説法明眼論には「焼香品第四
至心二香木ヲ焼ケバ天魔及ヒ波旬、香ヲ聞テ失心シテ退クコ
ト楢シ死門二入ルガ如シ、讐ヘバ蜣蜋虫(リョウキョウチュウ)ノ天ノ甘露ノ美二酔ヒ、
蚪蟢(トウキ)苦辛ヲ好テ、其ノ昧最モ美ナリト為ルガ如ク、魔民モ亦是の如シ。香ヲ聞テハ臭悪ト嫌フ、若し悪臭ノ気ヲ聞テハ、カヲ増テ功徳ヲ防ク、若し入美香ヲ焼ケハ魔倫ハ他方二趣キ、仏神ハ歓喜シテ守り、修善は必ス成就ス。」とあります。
③
雜阿毘曇心論 には「 問中陰何食答香食欲界中陰以香」(中陰では香を食事とする)とあります。