福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

君子屡々盟う。乱は是を用て長ず

2018-08-18 | 法話
春秋左氏伝に「君子屢々盟う。亂是を用て長ず(盟約を一ぱい結んでも信がなければかえって乱を興す)」とありました。
(桓公十二年)「君子曰く、苟も信繼がざれば、盟も益無し、と。詩に云う「君子屢々盟う。亂是を用て長ず」と。信無ければなり。詩は、小雅。言うこころは、信無き故に數々盟う。數々盟えば則ち情疏なり。情疏なれば則ち憾み結ぶ。故に亂を長ずと云う。」とあります。
之を見ると君子の盟約でさえ乱の本であるのですから、君子どころか極悪非道の国の結ぶ盟約は推して知るべしです。ここからしても最近の朝鮮半島南北両国の動向は大乱の兆候と見えます。北はアメリカと約束をとりつけながら約束を弊履のごとく捨て去り、南も日本と慰安婦問題等で約束しておきながら守りません。また南北間で盟約を結ぼうとしていますがもともと「信義」のかけらも持ってない国同士が盟約を結ぶことはこれこそ大乱の本です。また日本も「もともと信義を有してない国(これは歴史的にどういう行動をとってきたかで一目瞭然ですが、例えば露西亜など)」との盟約は急ぐことはありません、急ぐとかえって裏切られて乱の元となります。過去無数の条約がその都度反故にされて戦争へと突入していった歴史を思い起こさざるをえません。
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