福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

共業を清めよ

2020-05-22 | お大師様のお言葉
最近異常気象の後はコロナと續き、大震災の予兆もあります。自然は何を言いたいのでしょうか。

御大師様は「大日經開題」で、宇宙の壮大な営みの前では大山も深い海も一瞬に塵となる、ましてや人間など儚いものだとおっしゃています。地球や自然が人間のためにあるような大錯誤に陥っているわれわれ現代人に対して、再度謙虚に足元を見直し「共業を清めよ」といっておられるのかもしれません。

「隆崇として頂き見えざるは妙高。渺漫びょうまんとして底知ることなきは溟渤(めいぼく、北溟と渤海)。毘嵐(びらん・世界の初めと終わりに吹く大風)一たび發すれば自ら埃塵となる。日輪七重となれば盡く皆な涸燥す(劫章頌に「日加四倍於常熱 溝池乾涸草木燋 二三日出江河竭 四五日現海泉盡 六七興時山石融 爾時大地并炎暉 三千世界猛火聚 聳炎上騰交梵世 諸天奔去趣二禪 梵輔梵王次第昇」)。世上の強鎭(きょうちん・妙高山のように強いものや溟渤のような深い海)すら其れ此の如し。 人間何物か應に常に存すべき。・・」「大日經開題」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ポストコロナは跼天蹐地で | トップ | 先祖供養は死んでからはできない »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

お大師様のお言葉」カテゴリの最新記事