今日1月25日は玄奘三蔵が帰唐された日です。「大唐故三蔵玄奘法師行状」には「貞觀十九年春正月二十五日。還至長安。」とあり、大唐西域記には「貞観19年(645)春正月」とあります。
玄奘は瑜伽師地論と唯識論の奥義をきわめるべく27歳の貞観3年(629)8月1日、国禁を犯して出国、タクラマカン砂漠天山山脈を越え、三年後に、ようやくインドにたどり着き、中インドのナーランダー寺院で戒賢論師に師事して唯識教学を学び、インド各地の仏跡を訪ね歩きました。帰路も往路と同じような辛苦を重ねながら、仏像・仏舎利のほかサンスクリット(梵語)の原典657部を携えて、に44歳で長安の都に帰ってきました。その後訳経作業を重ね大般若経600巻をはじめ74部1335巻を訳されました。現在の般若心経も玄奘三蔵の翻訳になるものです。以前坂東三十三ヶ所観音霊場巡拝で参拝した十二番札所慈恩寺で境内の十三重塔の三蔵法師玄奘ご遺骨を拝んだのを思い出します。
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