福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

十五日は阿弥陀仏の日です

2010-09-15 | 法話
十五日、阿弥陀仏 称賛浄土経に曰く、「その中に尊います。無量壽および無量光となずく」と。(西方極楽浄土の教主。Amitābha(無量光佛)Amitaayu(無量光佛)という、最初のAmita(阿弥陀)は無量の佛を意味している。過去久遠劫に法蔵比丘が四十八願を起し、仏のもとで修業し、願を成就させて阿弥陀仏となったもの。仏説無量寿経では有名な 「設我得佛 十方衆生 至心信樂 欲生我國 乃至十念 若不生者 不取正覺 唯除五逆誹謗正法」 (たとい我、仏を得んに、十方衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。もし生まれずは、正覚を取らじ。唯五逆と正法を誹謗せんをば除く。 )というところがでてきます。
ご真言は「オンアミリタテイセイカラウン」
三尊形式のときは観音様と勢至菩薩が脇侍として左右にいらっしゃいます。



なおこのほか十五日は水天様(ご真言はオン バロダヤ ソワカ)や
妙見様(秘蔵記には「此の菩薩を五字文殊と称し」とあります)
の日ともされます。 妙見菩薩は尊星王・妙見尊星王・北斗妙見菩薩ともよばれ、北極星を神格化したものです。真理を見通すとされるためこの名があります。このため眼病祈願のほか、航海の道標北極星の化身ということもあり、航海安全などを祈願します。
さらに国土擁護、怨敵退散、福寿増長の菩薩とされ、妙見菩薩を本尊とする尊星王法は天台宗寺門派最大の秘法とされます。

そのお姿は二臂や四臂のものの他、俗形束帯像、童子・童女形像などもあります。四臂像では筆と紀籍(紙)を持ちますが、これは人間の生死の籍を司ることをあらわすといわれています。ご真言は「オン・ソジリシュタ・ソワカ」です。


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