5 無花果[いちじく]の木々に花を探し求める者が花を得ないように、諸々の〔迷いの〕生存(有)のうちに真髄(実:真実・本質)に到達しなかった者(迷いの生存を真実と認めなかった者)――その比丘は、此岸と彼岸を捨てる――蛇が老化した旧皮を捨て去るように。
6 彼に、諸々の怒りが心の内から存在しないなら、しかして、〔彼は〕それについての有る無し〔の思い〕が超克された者であり、その比丘は、此岸と彼岸を捨てる――蛇が老化した旧皮を〔捨て去る〕ように。
6 彼に、諸々の怒りが心の内から存在しないなら、しかして、〔彼は〕それについての有る無し〔の思い〕が超克された者であり、その比丘は、此岸と彼岸を捨てる――蛇が老化した旧皮を〔捨て去る〕ように。