ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

スペイン旅行記(その3)

2005-06-26 20:14:40 | スペイン2005
■ カルモナのパラドール

コルドバを後にし、一路西へ。ひまわり畑を突き抜けひたすら走ると、、、高台に小さな村とお城のような建物が見えてきます。ひと目でわかりました。パラドールの中でもとても人気の高い、カルモナのパラドールです。今回予約は取れなかったのですが、どうしても行ってみたくて寄り道をしました。


■ パラドールの入り口

カルモナのパラドールの入り口です。日本人の感覚では、普通こういうのは「ホテルの入り口」じゃなく「遺跡」って言いますよね。ちなみに、門の下半分は、少し削って広げてあるようでした。馬車サイズの門を、車が通れるようにしたんじゃないのかな。 


■ パラドールのテラス

ロビーの奥に、ちょっとした展望テラスがあります。お茶を飲んだ訳でもないのに、どうして座っているのか、自分でも覚えていません。


■ パラドールからの眺め

生憎、この辺りのひまわりの収穫は終わった後でした。季節がよければ、一面のひまわり畑が見渡せるんでしょうね。


■ カルモナ市街1

実は、今回の旅で一番感動したのがこのカルモナの街並みです。他にもこのような白い街並みはいくらでもあるのですが、かなり俗化されて観光客と土産物屋で充満し、京都みたいです。けれどここは人気がなく、エンジンを止めるとすべての音が消えてしまいました。雑誌のスペイン特集のグラビアに紛れ込んでしまったような錯覚を覚えます。


■ カルモナ市街2

音の消えた街。他の白い街並みと比べ、少し洗練された印象を受けます。帰国してガイドブックを読み返してみたところ、カルモナは裕福な人の別荘があったりするそうです。なるほどね。


■ カルモナ市街3

なんでもない家の前で。平和そうな街なのに窓に格子がかかっているのは、やっぱりそういうものが必要なんでしょうか。


*スペイン旅行記(その4)へ続く

スペイン旅行記(その2)

2005-06-26 20:03:09 | スペイン2005
今回は、はじめに旅程を整理しておきます。

 <第1日目>
  ロンドン経由でマラガ空港へ
  空港からレンタカーで乗り出し、トレモリーノスへ

 <第2日目>
  トレモリーノスからコルドバへ

 <第3日目>
  コルドバからカルモナを経て、セビリアへ

 <第4日目>
  セビリアからロンダを経て、マルベーリャへ

 <第5日目>
  フェンヒローラを起点にグラナダ往復

 <第6日目>
  一路帰国へ

おー、激しく動いていますね。我ながら信じられない。前回のバリ旅行は同じホテルに5連泊でしたが、今回は動きまくりです。いろんな旅のスタイルをするんですねぇ。

■ トレモリーノスの夜明け

到着日は、日本人女性が経営する瀟洒なラ・ルナ・ブランカというホテルに泊まりました。そのホテルからの朝焼けです。時間は7時頃(ちなみに日の入りは夜9時半)、ひんやりとした朝の空気が実に心地いい。アンダルシアの海岸線は、300kmに渡って「コスタ・デル・ソル」と呼ばれる地域が広がっていますが、トレモリーノスもその街のひとつ。コスタ・デル・ソルと言うのは特定1ヶ所を指す言葉ではないのですね。ここからコルドバに向けて出発です。


■ トレモリーノス→コルドバ

海岸線を離れ一路北へ向かうと、なだらかな丘陵が果てしなく続く乾燥した荒野が広がってきます。最初に感動したのはスペインの道路です。こんなに走りやすく、快適な道路は経験したことがありません。どこまでも継ぎ目無く滑らかに続くアスファルト。日本の道路事情からすれば、まるで絨毯のような道路。200kmくらい一気に走っても大して疲れません。


■ オリーブ畑

さらに行くと、オリーブ畑が広がってきます。妙に丁寧に整然と等間隔で植えられているので、遠目には模様のように見えます。大仏の頭とも言えます。


■ ひまわり畑1

オリーブ畑を過ぎると、今度はひまわり畑です。手前の方はすでに収穫されて奥のひまわり畑とコントラストをなしています。


■ ひまわり畑2

一面のひまわり畑。視界に映るものすべてが青、黄、緑の3色だけで構成される壮大な眺めに、しばしただ沈黙。でも、こうしてよくみると、一つ目宇宙人の大行進みたいでもある。


■ メスキータ1

コルドバのハイライトは、なんと言ってもメスキータ。オレンジの中庭から大鐘楼を見上げたところ。それにしても暑い。40度は超えていました。


■ メスキータ2

これもオレンジの中庭


■ メスキータ3

メスキータを有名にしているのは、建物内のこの856本の円柱群です。拡張に次ぐ拡張を重ね、ついには2万5千人の礼拝者を収容するほどに大きな建物になったとのこと。


■ 花の小道

メスキータの北側には、ユダヤ人街という旧市街が広がっています。入り組んだ路地の一画は、花の小道と呼ばれており、ゼラニウムの鉢植えが飾られています。


■ 花の小道2

その花の小道を進み、袋小路からふり返ると、このようにメスキータの鐘楼が見えるのです。




■ パラドール・デ・コルドバ1

パラドールというのは、国営旅館(ホテル)のことです。スペイン各地にある歴史的な建物(お城、宮殿等)を改装し、ホテルとして営業しています。コルドバでは、パラドールに宿を取りました。
ちなみに、今回借りた車はメルセデスのAクラスでした。まだ2000kmも走っていない新車。ラッキーです。ヨーロッパで主流のディーゼル車ですが、走り出しの加速が力強く、ディーゼル特有のガラガラいうエンジン音も、常用域である時速120km位(笑)になると大変静かになり、結構いいです。ガソリンの高いヨーロッパでディーゼル車が人気になる理由がわかりました。


■ パラドール・デ・コルドバ2

元がお城や宮殿ですから、どこのパラドールも立地はいいのですね。ここは少し高台にあり、コルドバの市街とひまわり、綿花畑が一望にできます。


■ パラドール・デ・コルドバ3

朝食は部屋のテラスで。なんと言ってもオレンジジュースがおいしい。オレンジは10kgで5ユーロくらいとの事で、いちいちオレンジを絞ってフレッシュジュースにする方が出来合いのジュースを買うより安いんだそうです。毎日飲みました。

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スペイン旅行記(その1)

2005-06-26 19:49:50 | スペイン2005
2005年6月18日から、スペインに行ってきました。マドリッドでもバルセロナでもない、アンダルシア直球勝負の旅です。

アンダルシア地方は、フラメンコと闘牛の発祥の地と言われ、歴史的にイスラム文化圏の影響を色濃く受けている、もっとも濃密なスペインであるとともに、コスタ・デル・ソルという世界的なビーチリゾートという擁する興味深いエリアです。

スペイン旅行を計画している人、このブログをみつけたら是非参考にどうぞ。


■ ひまわり畑

コスタ・デル・ソルから内陸へ向かう道には、見渡す限りのひまわり畑。さあ、スペインフォト旅行記のはじまりです。

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