ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

バリまとめ:バリアマン_アマヌサ

2021-08-06 23:30:08 | バリまとめ

Fukunosukeです。

 

バリ3つめのアマン。アマヌサです(2006年泊)

ダリ、ヌサと比べると、一番ドラマチックな建物だと思います。設計したのはケリーヒル、沢山の有名なアジアンリゾートを手掛けた巨匠だそうです。日本の3アマン(京都、三重、東京)にもかかわっているとのこと。

きれいねー。ここにいるとほんとに自分が素敵な人になったように勘違いします。

 

ええ、勘違いですから!

 

 

ゲストは100人中99人このプールの写真を撮ります。だからうっかり入れない。自分が泳いでいたら絵にならない。ことによっては怒られそうです。

 

この建物はインドネシアンレストランです。ここからの眺めは絶景です。

 

客室は40室も無いと思うのですが、パブリックエリアはまるで城塞の様なスケールです。ちなみに左のクロスのかかったテーブルはイタリアンのファインダイニング。

 

ブーゲンビリアまですごい。

 

hiyoko「下手な写真撮ってないで、木をガガガって揺らしてお花のシャワーを浴びせて頂戴」

 

ホテルのどこを見ても、どこにいてもドラマチック。この施設の中だけでちょっとした映画が撮れそうなくらい。

 

客室(ヴィラ)の中。縦長の建物の中に、ベッドやウェットスペースがゾーンで構成される形式はクラブ・アット・ザ・レギャンと似たような感じですね。色合いがまたお洒落です。特に床。


 


バスタブもきれいです。夜の雰囲気も良かったと思います。ガラスで囲まれているので、虫蛇カエル対策もバッチリ(でもガラスにカエルがへばりつきます)。

 

予算の関係でプール付きにはできませんでしたが、ガゼボがついていました。実はアマヌサに泊まった時、ひどく体調を崩したのですが、回復するまでここでずっと寝ていました。思い出すなー。

 

という、アマヌサ。

 

ですが、なんと2018年にクローズしてしまいました。施設の一部は今もアマン・ヴィラズ・アット・ヌサドゥアとして営業しているそうですが、話を聞いた時はショックでした。

もともと、ヌサドゥアという観光開発された地域のゴルフコース脇の立地だとか、客層を意識してかバリ3アマンの中で唯一客室にテレビがあるとか、一部のアマンラバーにとっては特別感が無かったというのもあるのかなー。

でも、経営を変えてでもここはこのまま残してほしかったと思います。

 

 

 

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バリまとめ:バリアマン_アマンダリとアマンキラ

2021-08-03 23:00:57 | バリまとめ

Fukunosukeです。

 

”バリのアマン”

 

これほど甘美な言葉ってないと思います。


クレアやガリバー(あったよねそういう雑誌)でアジアンリゾート特集が組まれるたびに、まるで神話か伝説の様にアマン・リゾーツが紹介される時代がありました。そういえばアマン・ジャンキーなんて言い方もあった。エイドリアンゼッカ氏が離れてからのアマンは、かつての様なキラキラ感は無いように思いますが、当時我々にとっても憧れのホテルでした。

そんな我々、身の程知らずが高じて無謀にもバリのアマンに泊まりました。3つあるアマンはそれぞれ全然違うテイストなのですが、やはり独特の雰囲気というか、色気のある空気感は通底しているように思います。だいぶ前のことなので今は様子が違うかもしれませんが、思い出のアマンを振り返ってみたいと思います。

 

アマンダリ(2010年宿泊)

 

アマンダリは中部ウブドにある山のリゾート。渓谷を見下ろす場所にひっそりと建っています。

 

メインプールのバレでは、夕暮れ時になるとのんびりしたリンディックの演奏が始まります。

 

バリの村を模したようなヴィラが30室ほどあります。フォーシーズンズ・ジンバランと違って部屋毎に広さや設備、眺めが結構違うので、好みの部屋を見つけるのは大変です。何度も通う人にとってはそれが楽しみかも。俵屋とかあさばとか、高級旅館みたいですね。

ちなみにアマンダリを設計したのは、ジ・オベロイと同じピーター・ミューラーという建築家だそうです。素朴なバリの建物という感じはよく似ています。

 


我々が泊まったのはNo.15。渓谷ビューとライスフィールドビューの両方が楽しめ、プールもついている部屋です。(当時は)部屋に空きがあると気前よくアップグレードしてくれたので、2つくらい下のカテゴリーの部屋を予約して、思惑通りアップグレードしてもらいました。

 

 

プールは渓谷側に面しています。ウブドのホテルには3ケ所泊まりましたが、どこもプールの水が冷たいです。さすが山のリゾート。乾季だと寒くてプールに入るのは難しいと思います。

 

 

hiyoko「つべたいのう。あたしはスイカじゃないのよ」

 

アウトリビングのバレも立派。ダイニングセットがアンバランスなくらい小さく見える。

 

ヴィラは2階建てになっていて、1階が広大なリビングスペース、2階がベッドルームになっています。

 

1階には大きなデイベッドが2つ。というかこれがベッドでも誰も文句言わないくらい。

 

他のヴィラが見えますが、いいですよね。高級ホテルなのに、異質感がなく風景に溶け込んでいます。

 

およそ壁というものが無くて、1階の3面はこの様にガラス張りになっています。建物の強度は大丈夫なのだろうかと心配になります。けど、素敵。

 

ウェットスペースも、大人のダブルシンク(いつからそうなった)。バスタブは屋外。夜の入浴がちょっと勇気がいる系のお風呂です。蛇も出たし。

 

2階のベッドルームはこの様に山小屋風。高級ホテルにしてこれか?と思いますが、実際はこれがまた素敵な感じです。今でいうグランピングのロッジみたいかな。

 

夜の室内。テーブル上のスダップ・マラムが色っぽく匂いたちます。

アマンダリには華美なところや演出が全くなく、どこまでも控え目。なのでここを訪れるまでは「ちょっと地味すぎてつまらないかな」なんて思っていました。ところが行ってみてびっくり。こんなにロマンチックなホテルは他に知りません。

うーん。やっぱり写真がよくないですね。あの大人っぽい空気が伝わりません。まあ、脳内でこの写真の10倍くらい素敵に変換してください。

 

 

 

アマンキラ(2007年宿泊)

 

山のダリに対して海のキラ、アマンキラ。空港から車で2時間くらいかかるマンギス(チャンディ・ダサ)というエリアにあります。

 

何度このプールを夢に見たでしょう。旅行誌(ガリバーですよ)でこのプールを見たときは衝撃だったなー。

 

ホテルの規模にしてはとても立派なレストラン棟。下はカジュアルなカフェ、上はファインダイニングです。

 

水の宮殿というのがテーマだそう。なるほど。

 

ホテルの敷地は海に向かった傾斜地で、ヴィラはこの様な回廊でつながっています。アマンダリとは全然違う雰囲気です。

 

ヴィラの入り口からはこうして海が眺められます。フォーシーズンズ・ジンバランとは違って外洋の大海原という感じです。

 

ヴィラの入り口。ここのデイベッドで潮騒の音を聞きながらお酒を飲んだりします。

 

hiyoko「こんな風にやるのよ。見本を見せてあげるわ」

 

ベッドはシンプル。

 

洗面台はこの様な感じ。鏡に映っている様に背中合わせのダブルシンクになっています。

 

バスタブは室内にあるので安心して入れます。少し浅いので寝そべって浸かる感じになります。

 

 

有名な三段プールとは別に、椰子の木に囲まれた秘密のプールがあります。これが素晴らしいんです。当時、”世界一美しいプール”という評がありました。

 

椰子の木の林に囲まれています。波の音は近く聞こえますが、不思議と静謐な印象でした。

 

hiyoko「世界一美しいプールで浮き輪は無粋ね。歩くわ(泳げない)」

 

アマンの夜。

 

 

アマンダリとアマンキラは立地も建物のテイストも全然違います。どちらが好きか十人十色でしょう(二色ですけど)。でも、どちらも素敵です。

 

そうそう、アマンの良さ、ゲストを虜にする魅力はファシリティだけじゃありません。スタッフの対応は有名です。

例えば、チェックイン後、何か飲もうとラウンジに行っても、まだ挨拶もしていないスタッフから「Selamat siang Bapak Fukunosuke!(こんにちはFukunosuke様)」と声をかけられます。サービスを受けても部屋番号を聞かないのです。これは驚きます。もちろんそうでないスタッフもいるので、彼等が超能力者というわけじゃないです。裏に回ればチェックイン時にコピーされたパスポートの写真が”WANTED”よろしく貼りまくられているのかなと想像しますけど、こういう待遇はとても特別感あります。

それから、どんな無理を頼んでもスタッフが「No」と言わないのも有名。でもこれについては、アマンダリのGMと立ち話をしていた時「ウブドでどこかいいイタリアンを教えてくれませんか?」と聞いたら「無いわー。それだけは無いわー」ってNoを言われましたから、さすがに「何でも」ではないです。まあ、最善を尽くそうとしてくれるのは確かです。

アマンの素晴らしさは、こうした諸々が織りなすリゾートの空気感。甘くて優しくて色っぽい空気が体にまとわりついて、自分が素敵な人になったような勘違いをさせてくれます。

 

ええ、勘違いです。

 

そこが悲しいところ。日常に返ったときの喪失感といったらもう。。。

 

 

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バリまとめ:ワルンのグリル物

2021-07-31 09:24:26 | バリまとめ

Fukunosukeです。

 

グリル系ワルンの美味しかったお店。

 

ヌリス・ワルン(2010)

ウブドのヌリス・ワルン。スペアリブが人気のお店です。店先で焼かれると匂いがたまりません。hiyokoホイホイ。

 

こんな。見た目味が濃そうで心配になりますが、全然そんなことなくて美味しいです。

 

hiyoko「うめえなこれ」

 

 

イガ・ワルン(2014)

ジンバランのジェンガラ(陶器のお店)の近くにあったイガ・ワルン(現在は移転しているそうです)。

 

こちらでもやはり店先で焼いています。

 

野球のグローブみたい。

 

ヌリス・ワルンは外国人客が多かったですが、こちらは地元のお客さんも多いみたいです。

 

イガ・ワルンのスペアリブはこんな。ヌリス・ワルンに比べると骨が立派で豚が大きそうです。

 

鶏モモのバーベキューもあります。でも味は一緒。

ヌリスもイガも、基本的に「肉を焼いて、ソースにぶち込む」だけの調理です(たぶん)。それだけにソースがそれぞれのお店の特徴。hiyokoはヌリスが好きだそうです。僕は結構イガのファン。どっちも美味しいと思います。

 

WAPO KKN

グリル系といえば、魚介系のワルンもあります。サヌールのWAPO KKN。

 

お魚を自分で選べます。この白い方のお魚が美味しいんです。英語でスナッパー(鯛)と説明されますが、なんていう魚だろう。

 

魚が新鮮なので、焼き加減は適当でも大概美味しいです。

 

このサンバルはバリで食べた中で一番辛かったかもしれない。死ぬかと思いました。

 

でも、そのサンバルを魚と混ぜてご飯に乗せて食べると、これがまた悪魔的なうまさです。

 

hiyoko「あんた達も食べてみんさい」

 

バリの人は舌が肥えていると思います。ローカルワルン、当たりを引くとメチャメチャ美味しいです。朝はホテルで食べて、昼夜はワルンの食べ歩きでも一向に飽きません。そういう楽しさって香港にも通じます(そういえば香港、今はどうなのでしょう)。

 

話しがそれました。グリル系のワルンもとっても楽しいのがバリということ。

 

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バリまとめ:ホテルいろいろ3

2021-07-28 20:30:07 | バリまとめ

Fukunosukeです。

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2021.07.28. インドネシアの状況を心配していましたが、日本も大変な状況になって来ました。早く落ち着くとよいですが。。。 
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ホテルだらけのバリには、こんな変わり種もあります。

 

トゥグ・バリ(2008年)

ホテル・トゥグはエキセントリックで有名。バリではチャングーにプロパティがあります。我々は2008年にスパ利用で行っただけですが、鄙びたチャングーですごいオーラを放っていしました。今やチャングーはトレンドスポットになってしまったため、周囲から妙に浮いている感じです。今後どうするのかな。

ロビーからしてなんかスゴイ。おどろおどろしい。

 

各地から移築された建物やアンティーク家具がホテル内のあちこちにあります。ちょっとお化け屋敷っぽいのです。

 

客室も一つ一つ個性的。

 

個性的すぎる。設備のメンテナンスはどうするのだろう。

 

ここは確かスパルーム。

 

 

というホテル・トゥグですが、バリ島のお隣のロンボク島にもプロパティがあります。

 

 

 

トゥグ・ロンボク(2015年)

2015年にロンボク島に行った時、お昼ご飯を食べに行きました。なんかもう、遠目にもスゲエなという。

 

ぶっ飛んでいます。これはレストランの建物。

 

なんだろうなーこれ。

 

でもレストランはとても美味しかったです。

 

子供連れには楽しいのかな。いや、やっぱり変な夢見て夜泣きしそうですね。

 

 

 

ジ・オベロイ・ロンボク(2015年)

 

ロンボクつながりでオベロイもついでに。ロンボクのオベロイはバリの後にできたホテルですが、ヴィラの感じなどテイストはよく似ています。

 

ロビー前のプール&池は絶景ポイント。

 

ここは、夕日がいい感じで見られるように設計されています。夕暮れの景色は本当にすごかったです。

 

ホテルの前は海。砂浜も海もきれいなのに誰もいない。勿体ないのか贅沢なのか、どっちなんだろう。

 

客室はパビリオンと呼ばれる長屋形式の部屋とヴィラがあります。

 

ヴィラはバリのオベロイとよく似ています。

 

 

ベッドルームは清潔で明るいです。やっぱりこの感じが飽きなくて好きだなあ。

 

ウェットスペースもバリのオベロイとよく似ています。

 

予算の都合でプール付きにはできなかったのですが、ビーチを望む庭に面してテラスがありました。ここで寛ぐのはとても気分がよかったです。とにかく庭がきれい。

 

テラスから夕日見物もできます。

 

ロンボクは本当にきれいな所です。バリと自然の感じがちょっと違う。

 

バリ島とロンボク島の間には、ウォーレス線という植生物の分布境界線?が走っていて、その東西で植生や生物が違うのだそうです。簡単に言うとバリは東南アジアっぽくて、ロンボクはオーストラリアっぽいのだそう。ロンボクに行くと、この差は何となく感じられます。

 

あれ、何の話だったっけ。すみません。閑話休題。

 

 

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バリまとめ:アヤムかバビか

2021-07-17 21:07:08 | バリまとめ

Fukunosukeです。

 

アヤム(鶏)バビ(豚)か、to be or not to beみたいな問題です。いやそんなことはないと思います。

大して知っているわけではないありませんが、アヤムならここかなあ。クデワタン(ウブドの近く)にある、イブ・マンクゥ。

 

うはあ、うまそう。ナシ・アヤムとは鶏丼、鶏めしみたいなものです。鶏のおかずが色々盛られたご飯。これが大変に美味しいです。ちょっと辛い。

 

イブ・マンクゥはスミニャックにも支店があります。

 

スミニャックのイブ・マンクゥはこんな感じです。美味しいけど本店ほどではないです。バリではよくある話ですが、支店に行くと何となく物足りない。

 

 

じゃあ、バビはどうか。

 

バビ・グリンは豚丼ということになります。ウブドのイブ・オカが有名ですが、こちらの方が美味しかった様に思います。アンディ・ジャヤ。

 

バビ(豚の丸焼き)が見事に解体されています。

 

こういう街のワルン、最初の頃は「ちょっと、、食べても大丈夫ですか」なんて思いましたけど、なんの、全然大丈夫です。とってもおいしいです。

 

出来上がりはこんな感じ。ここのご飯は白(ナシ・プティ)でも黄色(ナシ・クニン)でもなく、赤です(ナシ・メラ?)。色をつけているのではなくて赤米だそうです。

必ずちょっとだけ豚の皮がご褒美の様に乗っています。コリコリした食感で美味しいのです。アンディ・ジャヤの豚はイブ・オカよりも小さな子豚を使うので、皮が薄くて食べやすいのだそうです。

 

ちなみにイブ・オカのバビグリンはこんな感じです(ブンクス(持ち帰り)したもの)。

 

ナシチャンプルもそうですが、おかずの味付けが基本的にしょっぱ辛い系なのでご飯によく合います。日本人は誰でも好きな味だと思います。でも意外に日本では食べられない。バリならではのお楽しみです。

ちなみに店名に”イブ・XXXX”とか多いのですが、”XXXXおばさん”というほどの意味です。バリのお母さんは働き者です。

 

アヤムかバビか。悩むくらいなら両方食べればいいですね。あっさり解決です。

 

 

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