Fukunosukeです。
久々の紅葉の京都は誰とも合流しない二人旅。いろいろとやってみたかったことにチャレンジしました。
まずは腹ごしらえ。人生二回目ののスッポン大市です。
前回も思ったのですが、表の暖簾は「市大」なのに、
中の暖簾は「大市」なんだよなあ。。。と思ったら、これ裏から見ているのですね。中も「市大」でした。でも店名は大市ですよ。
とても風情のある店内。すごくいいです。
外廊下を歩いて部屋に向かいます。
おやもう座ってます。待ちきれないのね。
いやあ、どうもどうも。まあまあまあ。
初めて来たときもビックリしましたが、ここは本当にスッポン一本鎗。このスッポンのしぐれ煮以外、鍋前は何もありません。いさぎよいを通り越してホントにこれでいいのかと不安になるくらい。
でも確かに美味しいんですよこれが。味が濃すぎず、身も柔らかで食べやすい。熱燗をちびりとやりながら精神統一しつつ鍋の到着を待ちます。
20分ほどして〇鍋(まるなべ)が運ばれてきました。こちらでは本料理といいます。土鍋を一気に千数百度まで加熱して、部屋に運ばれるときにもぐつぐつ煮えたぎっています。
放っておくとすぐに煮詰まって味が濃くなるので、仲居さんが手際よく取り分けてくれます。
極上のスッポン鍋のスープと、
スッポンの肉。
すごいです。鍋の中にはスッポンしかいません。豆腐や椎茸はおろか、ネギ一切れも入っていません。しかしこれがまた美味しい。これでいいんです。いろいろスッポン鍋はありますし、どこで食べてもスッポンは美味しいですが、やはり大市は唯一無二。もちろん生姜は絞られていますが、この臭みの無さは本当に不思議です。
スッポンのスープは、熱燗で割って飲むこともできます。お酒は入れ過ぎない方が美味しい。
スッポン鍋は二回に分けて運ばれてきて、締めは雑炊になります。
千枚漬けの季節かあ。
雑炊がやって来ました。卵を二つ割り入れて雑炊になじませていきます。
早くう~
神々しいです(笑) 中にはお餅も隠れています。これがまた美味しい。
うわあ。今晩夢に出てきそうだ。
と思っていたら、なんと自分でスッポンを絞めて解体する夢を見てしまいました。
なんでそこ? 寝覚めの悪さったら。。。
ともあれこのスッポン雑炊、徳山鮓の熊鍋雑炊、間人蟹鍋の雑炊、鳥鍋の雑炊(おかゆ)は今のところ日本四大雑炊ということにさせていただいております。
ふう。
水菓子は紅マドンナでした。
久々の大市、堪能しました。なかなかお高いですが、一生に一回は経験してもいい味だと思います。
もちろん、二回経験しちゃってもいいと思います。
おまけ。
大市の駐車場に止まっていた大市デコトラ。すごいですね。これで仕入れに行くのかな。スッポンもお祭り状態だ。
さて、紅葉を攻めるか。
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