ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

古河足尾歴史館 開館日変更

2022-03-26 00:48:48 | 古河足尾歴史館 イベント
 古河足尾歴史館あしおトロッコ館 (併設) の開館日が変更になります。

所在地:栃木県日光市足尾町松原2825
開館期間:4月~11月
開館日:金・土・日・祝日
開館時間:10:00~16:00 (15:30受付終了)

 ただし 今年の開館は、4月22日 (金) からの予定です。
 併設の あしおトロッコ館の公開は、ボランティアスタッフが出席する 土・日 を予定しています。 直近の ガソリンカーの運行は 5月3日(火)~8日(日)の予定です。




 数年前、川の対岸から写した 足尾製錬所 の画像です。 中央奥に 古河橋 が見えています。
 近くには、国内初の 水力発電所 の跡もあります。 そこで発電した電気で、坑道内で電気機関車を走らせていました。 それも国内で最初のものです。

 明治から大正、昭和の初期まで、政府の国策として 絹産業 が発展し、外貨獲得のための恰好の輸出品になりました。 足尾銅山も国策として、渋沢栄一 らの出資によって開発が進められます。



 「足尾銅山」と言うと「鉱毒事件が起きた場所」と認識されています。 なら、その後はどうなったのか?、答えられる人はどれだけ居るでしょうか。 多くの方が、100年前の歴史認識から 記憶が更新されていないのではないでしょうか。

 鉱毒は銅の精錬のさいに発生します。 足尾銅山は 精錬方法の改良により、鉱毒の発生を防ぐことに成功しました。
 世界各地にも銅鉱山が存在します。 古河鉱業(現 古河機械金属)は、各国の銅鉱山に技術供与し、世界中の銅鉱山が抱えていた鉱毒問題を解消させました。



 足尾銅山。「日本の科学技術の近代化はここから始まった」と言ったら大袈裟かも知れませんが、ドイツ・シーメンス社 の技術者を招いて、当時、日本の最先端の工業技術で 銅山の開発が行われていました。
 その頃に培った技術を源に、富士電機富士通 などへ派生し、現在に至っています。

 スーパーコンピューター「富嶽」を作ったのは 富士通 ですね。。。


科学の遺産と未来 公害を乗り越える 栃木・足尾銅山   <音量低い>




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