権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「Outer Range  領域外」

2024-06-05 09:52:54 | テレビ番組
アマプラで配信中「Outer Range 領域外」、これがシーズン1途中からがぜん面白くて、いつもの通り嵌っている。
作風は不思議やら謎が満載の点で「LOST」と良く似ているが、ドラマの芯が発散しない分こちらの方が良い。(あちらも充分に面白かったが)
最初の3話位は米国ドラマらしからぬテンポの悪さと画面の暗さで結構我慢が必要だったが、途中から謎の露出が多くなりグングン引きこまれて今ではシーズン2の途中。

〔内容〕
 現代のワイオミングの3代前から続いているアボット牧場、その当主ロイヤル・アボットは気難しい家族第一主義のカウボーイで地元の評判もまぁまぁながらそれほどの金持ちでは無い。一方対立する隣の(といっても車で移動しなければお互いに行き来できない)牧場主ティラーソンはともかく金持ちで性格は悪い。
さて、そんな時に謎の女性オータムがアボット牧場に現れる、そしてアボット家の長男がティラーソンの長男をケンカの末に殺してしまう事件が起きる。
ロイヤル・アボットは家族のために隠ぺい工作に奔走し、自分だけが知っている牧場西部の謎の「穴」に投げ込む、そしてその殺人が周辺を巻き込んで段々と大きな事件になっていく。


暗い穴が大きな鍵になるのでともかく画面が暗い、昼間の居間でみると画面の中で何が起こっているのか全く分からない。映画をTV放映した時に良くあるケースだけど。
さてこの主人公ロイヤル・アボットと敵役ウェイド・ティラーソンを演じる役者さん、どこかで観たことが有るが思い出せない。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「誰もがダイヤを愛してる」

2024-01-27 22:25:34 | テレビ番組

今度のターゲット(アマプラ海外TVシリーズ)は「誰もがダイヤを愛してる」。
あまりドンパチやら格闘シーンが無いのでそこそこ楽しめたが、寝る間を惜しんでまで嵌ることはなかった。。

「内容」
アントワープ・ダイヤモンド・センターから数百万ドル相当の宝石を盗み出すため、最高レベルの警備を欺くことに成功したイタリアの窃盗団、物語りは成功したシーンから始まり、その後数日で主人公が逮捕される。以降は過去の準備段階の物語りと現実(ドラマでの現在)が交互に展開して手口や後日談が明かされる。


最後まで行くとどんでん返しが満載で面白い犯罪ドラマになっている。
(実話から物語化したそうで)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「名探偵ポアロ」の放送が終わった。

2023-10-22 20:30:34 | テレビ番組

とうとうNHK-BSPの「名探偵ポアロ」の放送が終了した。
記憶によれば今回は3回目の再放映だと思う、ともかく毎週楽しみにしていて、数少ない贔屓のドラマが終わった。
このドラ・シリーズを調べてみたら、日本で放送開始されたのは1990年の1月、終了したのは2014年の10月で全70話、どうりで見ごたえがあるはず。
なお2回目の再放送は2015年の10月に再放送がスタートしたらしい、実はこの時からお付き合いをしている。
最初の頃のヘ-スティング大尉、ミス・レモン、ジャップ刑事の脇役陣との掛け合いが面白かったが、一番にのお気に入りは熊倉一雄さんが吹き替えのD・スーシェ演じるポアロ。
熊倉さんの声を懐かしむあまりに見始めたドラマでもあった、そして最終話は見事な閉じ方だった。

なおこのドラマでたびたび登場する1930年代の車(クラシックカー)は良くぞこれだけそろえた物と感心、これも楽しかった。
そもそもアガサ・クリスティーという作家は読んだことが無くて、単発で掛かるポアロが活躍する映画でしった程度、このシリーズを見始めてからは新作ポアロ(ケネス・ブラナー版)まで漁る様になってしまった。
このシリーズはその内また再放送してくれるかもしれないから、その時にはまた楽しもうかと。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「弁護士ビル・マクグライド」シーズン4

2023-09-25 07:23:48 | テレビ番組

シーズン4は大手製薬会社を相手取っての大立ち回り、法廷ドラマらしい面白い出来だった。
そして今度の悪役はJ・K・シモンズ、これが倒し買いのあるなかなかの相手。

〔内容〕
かつてのパートナー・パティがサンフランシスコの一流法律事務所に勤務することになり、ビリーはパティの引きでその大手法律事務所に臨時で入る。2人は協力して、アメリカの最も狡猾なゴリアテ=鎮痛剤ビジネスで拡大中の大手製薬会社オピオイド産業に立ち向かうが、例のごとく様々な妨害工作を仕掛けてくる。
一方でその大手法律事務所も裏があってややこしい展開となる。

エピソード2の冒頭はJK・シモンズのミュージカル仕立てで♪Pain killer ♪なんて歌と踊りを披露してくれる、こういう幕間の余興みたいなのは多いに歓迎。
このシリーズがこれで終わるのも潮時だと思う、面白いドラマ・シリーズだった。
ところでこのシリーズの原題は「ゴリアテ」、巨大な敵を表すのはわかるが、対する”ダビデ”がタバコ中毒で酒好き(時々溺れる)で悪役顔のビル・マクグライドではどうもしっくりこない。
どうしてもミケランジェロのダビデ像のイメージが強いから、トム・クルーズみたいな役者を連想するが、それでは多分製作費倍増で面白さ半減だろう。
もし「シーズン5」が出来たらまた観ようっと。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「弁護士ビル・マクグライド」シーズン3

2023-09-15 15:59:56 | テレビ番組

このシリーズは法廷ドラマらしくディスカッションシーンが多くあってシリーズ中で一番の出来ではないだろうか。
カルフォルニアの水資源を巡ってのいざこざは「チャイナ・タウン」を彷彿させるが、今回のシリーズは総決算の様にシリーズ1やら2の悪役が復活したりして最終シリーズらしい出来栄えでもある。(実はシーズン4が存在するらしい)

〔内容〕
あるとき、突然の地盤沈下に巻き込まれた農家の女性ボビーが亡くなり、ボビーの夫ジーンに依頼を受けたビリーは、水資源の強奪が地盤沈下の原因と考えて調査を開始。
大農園主でありカジノやホテルを経営する地元の有力者ウェイド・ブラックウッド、その妹で企業を経営するダイアナの存在がビリーの前に立ちはだかる。
ウェイドと地元有力者たちは水資源の利用に係る秘密協定を結んでおり、渇水時の水利権を独占していることを突き止めるが、合法的に進めているため訴訟は暗礁に乗り上げることになる。
そして生活水に困る一般市民と水資源を独占するウェイド・ブラックウッドとの集団訴訟と言う形で事態は進んで行く。


カルフォルニアの大きな道路をフォード・ムスタング(オープン)で疾走する所はとても恰好が良いし、年中口にしてるマールボロ―風のたばこも恰好が良くてまた喫煙したくなる様な心持にさせてくれる。
そして今回の悪役はデニス・クエイドで久々に見た、なおシーズン1の悪役ウィリアム・ハートも出てくる。
また今風なのか、登場人物が様々な人種(アフリカ系、先住民系)で構成されるとかも面白い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「弁護士ビル・マクブライド:GOLIATH」

2023-09-12 17:43:09 | テレビ番組

こちらもなかなか面白い、「弁護士ビル・マクブライド」。
シーズン1は一気観してしまった、この邦題よりは原題の「ゴリアテ」の方がはまっていると思う。
この落ちぶれた弁護士が巨大企業相手の訴訟で勝つ、というのは米国弁護士物の定番みたいで、知る限り「評決」、「レイン・メーカー」等々。(他にもあるかもしれない)
そしてこういう物語の巨大企業には大きな法律事務所が付いていて、そして主任弁護士は大物俳優が演じるのがご常道。
今回のシリーズ1では”ウィリアム・ハート”、いつもは善人を演じているこの人の怪物悪役ぶりは凄い、そして正義の味方は”ビリー・ボブ・ソーントン”、このひとはわき役でちょこちょこ見ている人で何となく悪役が多かった様な気もする。
と言うことで、善人役と悪人役が入れ替わったようなこのシリーズはそれだけでも結構面白い。

「シーズン1」
 軍需企業の社員が自殺を図るが、その死を不審に感じた遺族が訴訟を起こす。その代理人になったのがかつては敏腕で鳴らしたビル・マクブライド、今では落ちぶれていて妙な縁でこの訴訟を受けることになる。
かつての仲間(怪しげな連中)を集めてチームを結成し、訴訟対応を始めるが、訴訟の相手の代理人はかつての設立メンバーである大法律事務所。
証人の死亡とか自身に身の危険が及ぶとかの怪しげな事象が頻発するも徐々に事件の核心に迫って行く。

「シーズン2」
ビル・マクブライドの友人の子供が殺人で拘留される、その弁護をなんやかやの事情を経て受けることになったビルは事件を調査することになる。かつてのメンバーを集めて調査活動を進める内に南米の麻薬カルテルとロサンゼル市の幹部との闇に迫る羽目に陥る。
例のごとく周囲で奇妙な殺人事件が頻発し弁護活動は難儀を極めることとなった。
このシーズン2は、南米の麻薬カルテルと単身で大立ち回りを演じるものだが、動機が最後まで理解できないのと少々の無理を感じて面白いとは思わなかった。
これで終わりかと思ったら、さらにシーズン3があった。

「シーズン3」
カルフォルニアの農場の水利権をめぐる事件に巻き込まれる話(見始めたばかり)

このシリーズはかつてハマった「バーン・ノーティス」と印象が妙にかぶる。
主人公がともに悪役俳優(ジェフリー・ドノバン)であることや、首になった辛い立場のスパイと落ちぶれた弁護士、それと昔馴染みの仲間が集まって(権力を持つ)悪い奴らに対峙する等々。
なおこの落ちぶれた弁護士を表現するのに「酒浸り」と「愛煙家」であること、”タバコ”を止められないというのは何となく理解できる。(禁煙に成功した人間が持つ人生における極小さなアドバンテージ)
とりわけこのシリーズ「弁護士~」では2016年に配信されたシリーズにもかかわらずに、喫煙シーンが異様に多い。
GOLIATH Season 1 TRAILER (2016) New Amazon Series

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「刑事シンクレア シャーウッド事件」

2023-09-08 17:59:46 | テレビ番組

英国BBCのミステリ・ドラマ「刑事シンクレア シャーウッド事件」、これが面白い。
最初は様々な関連人物の日常が散発的に進行するから訳の分からない状態が続くが「エピソード1」の終わり頃から見事なまでに引き付けてくれる。
なお「エピソード1」では「ニュー・トリックス」のブライアン役のアラン・アームストロングの登場で個人的には結構盛り上がった。
なお「名探偵ポアロ」のジャップ刑事役の”フィリップ・ジャクソン”も結構粗野な田舎おやじ役で出てる。

〔内容〕
ロビン・フッドゆかりの地ノッティンガムシャーに住む元炭鉱労働者のギャリー(アラン・アームストロング)が“矢”で殺害される。
刑事シンクレアたちは捜査を進めていくうちに、この事件が悪夢としていまだに人々の記憶に残る1984年に発生した炭鉱労働者のストライキに端を発した事件ではないか?という疑念に至る。
そして第2の殺人事件が起こる・・・。果たして殺人の目的は?
(出典:AXNミステリ)

このドラマでは犯人はかなり早く判明するがその動機やイキサツがなかなか明らかにされずに、1980年代のサッチャー時代の経済政策に翻弄された人々の様々な人生が複雑に絡み合うという、ミステリドラマと言うよりは典型的な社会派ドラマ。
英国ミステリはなかなか奥が深くて面白い、格闘シーンと銃撃戦とカー・チェースが売り物の米国産よりは遥に体に良い様だ。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「グッド・オーメンズ」

2023-09-02 21:51:41 | テレビ番組

アマプラで面白いTVシリーズ〔グッド・オーメンズ〕を見つけた、最近はこういうコメディが一番。


全能の神、天国と地獄、天使と悪魔、それらものものが存在すると仮定した世界観で、落ちこぼれの「天使:アジラフェル」と落ちこぼれの「悪魔:クローリ」が奇妙な友情に結ばれて、聖書のエピソードがパロディ風に現代に紛れて進行する。
聖書の世界観を矛盾に満ちた物として考えてる者にはある種の心地良さがある、主演の二人も面白いが天上界と地獄界の奇妙な人たちも充分に楽しませてくれる。
階級が明確化されている天上界と地獄界、どちらも指導者が無責任な所や俗っぽい所、お人好しな堕落天使とちょい悪を気取るやはり落ちこぼれ悪魔、この落ちこぼれ悪魔がなんで落ちこぼれかというとたまに善を施すからってのも笑える。
(この悪魔は天地創造談のイブにりんごを食わせて知恵を付けたことを”良いことをした”と自負して、「悪魔が良いことをするのはおかしい!」と落ちこぼれ天使に突っ込まれていた)

〔内容〕
シーズン1:天地創造からハルマゲドンまでが大きな縦糸になって、天国界と地獄界の関係者がうろうろする。何と言っても大天使ガブリエルが超無責任な男?で、「なんで地獄と戦争をするのか?、そんなことをすればこの星が大きな被害を受ける」とお人好しの天使に対して
「それは勝つために決まっているだろう、勝つためには戦争をしなけりゃならないのは当然だろ」と。
こんな状況下でお人よし天使とチョイワル悪魔がコミカルで間抜けな行動とこざかしい知恵でこれを乗り切ることになる。

シーズン2:大天使ガブリエルが突然失跡し、それを捜索する天国界と地獄界のジタバタゴタゴタにこの二人がこれまた抜けた行動で乗り切るというもの。実はガブリエルは記憶を消されて天使アジラフェルに匿われていた。
これも第2ニハルマゲドンをめぐっての天国界と地獄界の綱引きと言うかいがみ合いが軸になっている。


このドラマは英国BBCの製作らしいが、聖書を信じてる割によくこれだけ罰当たりな筋立てを考えて公共の電波(ネット?)に乗せた物だととつくづく感心する。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ザ・テラー」The Terror

2023-08-31 19:57:57 | テレビ番組

アマプラで配信の「ザ・テラー」、英国海軍の北極航路探検物語で、なかなか凄惨(悲惨)な物語。
最後まで観るのに概ね3週間程掛かった、途中でかなり凄惨(グロ)なシーンが多く疲れるが、最後まで見ると「なかなか良かった!」となる。
ともかくスケール感があってそこそこホラーで人間模様の造りも緻密なので、そんな根性のある人には薦められるドラマ。
(制作陣にリドリー・スコットが入っているのでそれも何となく納得。)

上の画面からも十分にスケール感は感じられると思う。


〔内容〕
1845年、ジョン・フランクリン率いる英国海軍の北極探検隊は、二艘の船で未踏の航路を調査していたが氷に閉ざされ越冬を余儀なくされた。
その内に、
幹部将校たちの分断・対立・指揮官の交代に加え、怪物の出現や保存食料の劣化による中毒症状の発生が加わり、とうとう舟を捨てて陸路を帰還する判断に至る。そして苦難の旅の中で反乱が発生する。

良いドラマだったけど二度目はない。
なおテラー"terror"とはテロリストとか厄介者と言う意味らしい、ここでは船名なんだけれども、ドラマの中でややこしい反乱者が出てくる。
The Terror Season 1 Trailer | Rotten Tomatoes TV

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「都市と都市」”The City and The City”

2023-08-07 10:04:07 | テレビ番組

これは久々の拾い物「都市と都市」、地味で硬派なSFドラマ、各話60分で全5話というのも週末を過ごすには最適な尺。
このドラマが描く世界観が独特で、二つの都市国家の間で起こった殺人事件を敏腕刑事が追いかけるうちに都市国家間の秘密に付き合たるというもので、「ソイレント・グリーン」「ブレード・ランナー」みたいなデストピア・ストーリと謎解きが楽しめる。
どうやら原作はかなりの名作の様だが、この話が創作されたのが冷戦下の20世紀ならまだしも21世紀に入ってからと言うのも面白い、作風はあきらかに冷戦下の様な物語。

〔内容〕
複雑に絡み合う2つの都市、ベジェルとウル・コーマの境界線近くで若い女性の遺体が見つかる。当初、被害者は売春婦だとされ、黄色のバンから発見現場の荒れ地に遺体を遺棄する目撃証言もあり、さほど目新しい事件ではないと思われた。しかし“ベジェル”の重犯罪捜査課のティアドール・ボルル警部補はある過去の事件との類似性を感じ、この事件への見方が変わる。ボルルはコーワイ巡査と共に捜査を担当することになる。
(そしてウル・コーマに捜査に出向き、第三の都市オーシニーに触れたりと、、、)

結構英国ドラマ・シリーズは自分の感性に合っているみたい、そして昔なら迷わず小説に手をだしたもんだが、今じゃツン読専門でその元気は無い。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする