最近愛車アドレスV100ー1992年型のバッテリが上がってしまって、ほとんどキック始動が続いている。
これがなかなか難儀で、これから冬に向かうとますますシンドクなる、ということでバッテリ交換の検討を始めた。
アマゾンで新品で¥2000、そして送料約¥900の計¥2,900で何とかなる目途はついた、しかしながらこのポンコツは発電機容量が足りないらしくすぐ駄目になる可能性もある、そんなこんなで悩んでいるところに、”サルフェーション”なる鉛蓄電池が運命的に持っている劣化現象を知るに至った。
これが面白い、理論的には少々ややこしいので簡単に言うと、バッテリが放電して電解液濃度(硫酸濃度)が下がると、硫酸鉛の結晶が電極に付着し、それが充電放電性能を下げる。
これの除去に効果的なのが、パルス充電と言う手法で、50V位の電圧でμ秒程度のパルスを印可すると、この硫化鉛の結晶が電解質に溶けるらしい。
ネットにはこの回路が多数掲載されていて自作するにはちょうど良い規模、ただしオッシロスコープを持っていればの話。
(↓は回路図例[こちらのHPより引用])
"555"というICは古典的なタイマーICで、これで発信した矩形波を微分して、FETとコイルで高圧パルスを発生するらしい。、
まぁ自作は諦めて、市販品を探してみると、約5000円でこんなのがあった。 パルス充電と通常充電の合わせ技で評判も良い。
新品バッテリを購入して真冬の寒いところで再度上がらせてしまうよりも、こんなのでやりくり出来て復活出来れば安いもんだと、半ば実験覚悟でトライしている。
あぁオッシロスコープさえあれば自作するのにと思うも、部品代と足代で楽に¥5000は超えるだろうから、これで済めば大人の解決というものか。 なお効果の程については追って。
その後の調査でPCのUSB端子に接続するオッシロスコープ(VDS1022I)を¥20,000で見つけた。
これなら秋葉原の秋月という出所がすっきりした物なので、こうてみても良いかな、それとも無駄遣いかなぁ。