また録溜映画より「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」、これが面白かった。
老人と青年の友情を描いた映画は名作というか面白いのが多い、「グラン・トリノ」:クリント・イーストウッドが自身の映画をパロッタ様な作風と断然の恰好良さ、「小説家を見つけたら」:こちらは老いたボンドと青年との友情が見事で自転車のシーンが妙に印象に強い。
さてこの映画「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」、想定内のごとくにクライマックスでのアル・パチーノが見事、やな性格の軍人上がりの下品な人格を見事に演じていて、クライマックスの演説との対比が見事。
なおこの邦題はいただけない。原題は""SCENT OF A WOMAN"=「女性の香り」=盲目の老人が嗅覚で女性の人となりを言い当てることが由来だと思うが、この邦題では内容との乖離がひどすぎる。
〔内容〕
人生に悲観し、ふて腐れた孤独な盲目の退役軍人が、自身もトラブルを抱え人生の選択に迫られている心優しい青年との数日間の交流を通じて、自分の人生を見つめ直し、新たな希望を見出すまでを描いたヒューマンドラマ。(出典:Wiki)
なお録溜では「リサール・ウェポン」の2~4までも改めてみたがこれらも十二分に面白かった。
まだまだ見たことも無い傑作がありそうだ。