「おしゃれ泥棒」、先日初めて見た。
オードリ・ヘップバーンのこのタイトルからして長い間忌避してきたが、見たら「面白いじゃねーか!」と言うこと。
何といってもオードリが綺麗で可愛いいし品もある、最近見たオードリの映画は「マイ・フェアレディ」「ティファニーで朝食を」とかどれもみな魅力的で面白い。
今頃何を言ってるのか言われそうだが、若い時はまずこんなナヨナヨしたのはお足出して観ることは先ず無かったからしょうがない。
(実際タイトルに「愛~」「~愛」「~愛~」「青春~」「哀しみの~」とか付いてるのは意識して避けてきた)
この映画は泥棒ネタで、主演男優はピータ・オツール、これが見事なくらいのハンサムでやさ男、これまで病的なヒーロしか知らないから多いに新鮮だった。
ともかくこの映画は美男・美女の織りなす絵に描いた様なラブ・コメディ。
〔内容〕
贋作画家シャルル・ボネの家に、内偵中の私立探偵シモンが忍び込んだ。ところがたちまち、画家の娘ニコルに発見されてしまう。シモンを泥棒と信じたニコルは、美術館からビーナス像を盗み出すことを依頼する。警戒厳重な美術館に、二人は潜入することに成功するが……。
このシャルル・ボネを演じている役者はヒュー・グリフィス、と言ってもなじみでは無い。唯一知ってるのは大作「ベン・ハー」での族長イルデリム役(アラブの富豪でベン・ハーのパトロン)、この人がこの映画のコメディタッチにピッタリ嵌ってラストシーンも思わず「クスッ」となった。
まだまだ見てない面白いのがありそうだこと。