前から気になっていた「ファースト・カウ」、本日漸く映画館で見ることが出来た。
舞台は開拓時代のアメリカ・オレゴンなので、ジメジメして寒そうな天候、流れて来た若者二人が成功を夢見ていろいろとじたばたする、最初と最後のシーンの連結具合が見事。
この映画はジム・ジャームッシュ作品の様な味わいで滅茶苦茶面白い訳でも感動シーンがあるわけでは無いが、なぜか強く印象に残る作品。
〔内容〕
開拓時代のオレゴン。偶然出会った料理人のクッキーと、中国人移民のキング・ルー、互いに夢を語り合い意気投合する2人だったが、元手がなければ何もまともに始められないと不満を募らせる。そんな時、貴重な牛が一頭この地に初めてやって来た。そこで2人は夜中に牛の乳をこっそり絞り、盗んだミルクで作ったドーナツを売り始める。そのドーナツはたちまち評判となり、アメリカン・ドリームへの期待が膨らむ2人だったが…。
なおこの映画は今どき珍しいスタンダード画面(4:3)、ともかく映画館で見れたことは幸せ。
『ファースト・カウ』
昨晩は納会でフグ料理一式を堪能した、次は何時食べられるか分からない。画像はテッサ、それと本日の首都高湾岸からの風景。