大森の名画座でイーストウッド監督二本立て「アメリカン・スナイパー」と「ジャージー・ボーイズ」を見る。
どちらもロードショー公開されている立派な作品なので二本立ては超の付くお得さ、実際大満足。
さて「アメリカン・スナイパー」は本国では大ヒットしたらしいが、それほど面白いとは思わなかった。作りごとかもしれないが「ディア・ハンター」の方が”戦争の傷跡”と言うことでは余程に怖かった。
イーストウッド監督の戦争映画としては極普通、まぁ実際に戦争に行った人たちが身近にいる本国と我が国では評価が分かれるのは当然のことだと思う。
「ジャージー・ボーイズ」
これはもう大変な面白さ、そもそも歌手の半生を描いた映画はどれも面白い、「ビヨンド・ザ・シー」(ボビー・ダーリン),「RAY」(レイ・チャールズ),「ドリームガールズ」(シュー・プリームス),「ストックホルムでワルツを」(モニカ・ゼターランド」等々。
この映画も、「シェリー」とか「君の瞳に恋してる」とか、物心ついてから知った(リアルタイムでは幼すぎた)ポピュラー・スタンダードを迫力ある音と画面で堪能出来る、もう大絶賛の映画。 とりわけクライマックスの 「君の瞳に恋してる」は最高!
この曲は「ディア・ハンター」や「陰謀のセオリー」なんかにも挿入されていて、余程の名曲なんだろうと思う。
それと「ディア・ハンター」で主演した”クリストファー・ウォーケン”、この人も健在だった。フィナーレで老体を揺さ振って行進する様は何とも微笑ましく、末永く(悪役でもよいから)活躍して欲しい。
映画『ジャージー・ボーイズ』フィナーレ映像
劇場の音響と画面にこれほど感動させられた映画は久々、最後の最後まで楽しめる映画だった。
(イーストウッド監督の才能には脱帽)
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