NHK-BS録画を昨日観た、これが一言書かずにはいられない内容。
1952年のモノクロ映画でフィルムが古くて雨降り画面、おまけに録音も悪い、テンポも悪い、でもこれが最後までみると唸るほどの傑作。
戦国時代の庶民(陶工と百姓)が主人公で、これに彼らの女房や行きずりの人々が絡んで放浪の後に家族の元に戻る。
一行で書くとこんな具合、でも内容は怪談話が主軸で、女優”京マチコ”がビックリする位綺麗に撮られていて、周りとの対比が誠に見事。
監督”溝口健二” の冴えかもしれない。
何しろ古い映画(1952年)なので知ってる役者は居るけど識別出来ない。
”小沢栄”なる役者が準主役で出ていて、この人の声が”小沢栄太郎”にそっくり、で調べたらば若い時はこの様な芸名だったらしい。
「白い巨塔」の悪役教授や大河「新・平家物語」での信西入道等々のあの憎たらしい声がそのまま。
悪役役者は息が長い。
昔の邦画は質が高い、ベネチア国際映画賞を受賞しているのも納得。
なお監督「溝口健二」、この人の作品を追いかけようにもあまりに古くて無理、これはあきらめた。
ベイスターズの「単独での両リーグ通じて20勝一番乗り」は46年ぶり。大洋ホエールズであった1969年以来だそうな。天変地異でも起きなければよいが…
夢ではないかと何度も順位表を確かめる横浜市民です。
こちらは「やはり今年も無かったことにしようと努力してます。」
なにしろ、ジャズのアート・ブレイキーに「ウゲツ」という曲があるのですから。
いずれ名画座にでも掛かったら是非スクリーンで見ようかと思います。